水曜日は司会の仕事。

水曜日は司会の仕事です。渋谷に行きます。明日はその為に髪を切りに行かねばならないのではないか。
髪を切るのに店に行き、人にやってもらい、金を払う、というのがどうも腑に落ちない。

劇団をやっていると、基本的に、全てを自分たちでやる。それこそ全てに等しい。中劇場での公演でこそ、照明、音響はスタッフさんにお願いしているものの、ORSでのライブや公演は自分たちだし、大道具も作れるものは作る。稽古場の平台も自分たちで作り、照明をつり込むもの自分でやった。

つまり。お金というものは、自分が出来ないものをやってもらうために必要なものでしかないわけね。
食糧自給率を上げよう、と問題になっている。

輸入しすぎだろう。と。自給自足すればいいじゃん、ということ。栄える為に、土地を犠牲にし、自然を破壊し、日本の都会は栄えてきた。だが、失ってきたものも大きい。というわけだ。だから、いろんなものを人質に各国の顔色を窺わねばならない。

庭で、野菜を作ればいいわけよ。食事も自分で作ればいいわけよ。俺はインド行って感動したよ。ヨーグルト屋で売っていたヨーグルトが入っているのは素焼きの器だった。それをヨーグルトを飲んだ後、無造作に捨てる。ぱりんと割れる。え。もったいない。こんなに綺麗に作られているのに。だが、みんな捨てる。ぱりん。

それを使って、また素焼きの器を作るんだ。彼らは。そして、また駅に屋台を出しに来るのだ。作っているのはヨーグルトだけじゃないんだ。日本で当たり前のように流通している「紙コップ」を入手するほうが彼らにとっては「ゼイタク」であり、「大変」なことなんだな。

自分でやってしまえばいい。これはとても大事なことで。先日見た映画にもそれは著されていた。

「フードインク」

ラストの文字に集約されていることがある。「地球の為に自分でできることが一日三回ある」

この意味は見てご理解頂きたい。

ともあれ。自分で出来るようにすればいいわけであります。そして、都会にいながら、何かを組み立てたり、ポスターの版下を作ったり、チラシを折り込んだり、チケットの発送をしたり、DM作業をしたり。劇団は何でも出来る集団なので、極めてインドの人に近い都会人なのでは? と調子こいていたが、まるで遠い。

床屋にいかねばならないなんて。明日は床屋かぁ。金払うのかぁ。
でも、ニューデリーの床屋は、オープンエアだった。あれ、気持ちよさそうだったなぁ。

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