楽曲揃ってっ☆

今回も音楽はくまざさ商会のお二人。楽曲が揃って全部あててみて、これにて音楽はできたーっ!てな感じの本日の稽古でした。抽象的なオーダーに対して、どの役者よりも台本読解力に長けた方々。稽古を見ずに作ってピタとハマる。こういう方々とはご一緒していて本当に楽しい。会うのは1~2回の打ち合わせだけなんだけど、触発されるというのはこういうこと。おそらく具体的なイメージが自分の中であろうとも、それを告げずにイメージだけをお伝えすると、ちゃんと自分の想像の範囲を大きく超えたものを作ってきて下さる。
作演出をやっていて、選曲も全部自分でする人がいるけど、てか大学生の時の僕もそうだったけどCDから選ぶと(ジャスラックにお金払うことは別にしても)MEっぽいのとかなかなかないし、あっても合わない。そして世界観の統一感がない。だから、しっかり曲が裏で鳴っているイメージを持ってシーンを書けば、そのイメージを伝えることで音楽家がなんとかして下さるという。自分でイメージを強く具体的に伝えてしまうと、自分のイメージの範囲内の曲しか出来ない。
でも、音楽家の方々に抽象的なイメージだけを伝えれば、自分の想像をはるかに超えた曲に出会える。参加しているクリエイターの「いいとこどり」を出来るというワケですね。


それは1番は役者にも言える事で、実は細かいイメージがあるセリフや役でも、まずは「好きにやってみてくらはい」とお願いする形から入る。すぐに指示されちゃう人もいるけど、「ん? イメージしていたのとまるで違うけど、しばらくこのやり方を見てみたい」と思わせる役者さんも沢山いる。で、自分の当初のイメージを変えて「そっちにしましょう」というのは演出家としてはとても実りある「負け」方なのであります。
セリフ術、見手振りの所作、佇まい、何しろ放つオーラ。そういった「役者」の実力とは別に、発想力と意外性。こういったものが備わっている役者と芝居をすると、演出家は楽しくて仕方ないのだろうなぁ、と思う。ただ、自分の考えをごり押しするだけの勘違い役者はどんなにイメージを広げる事が出来ても0点なんだけどね。芝居は演出家のものですからね。
いや。別に今回の出演者がどうこうというのではなくて、改めて楽曲を詳しく全部きいてみて、くまざさ商会のお二人(磯田収さん、ハセベノヴコさん)の懐の深さを痛感した、というそういうお話です。「わざとダサめの曲」とか書いて貰っちゃって、ホントすいませんって感じです(^_^;)☆
昨日は舞台監督の山田さんに会えたし、そろそろスタッフさんに元気を貰う時期に差し掛かってきました。
公演は「入力1のパヴァーヌ」。ぜひ見に来て下さいませませ。色々な事が色々な事になっていますので。←これ、見て貰えればわかると思います、多分。
さあて。帰るっちゃっ! 明日はニッポン放送いってTBSラジオいったら風呂に浸かってセリフ覚えるっちゃっ! 昨日、喉を守りながらセリフ言ってたら、今朝起きたら喉で血の味がしたっちゃっ。よくあることだけど、気分よくないっちゃっ。てか、あまりにも役者で風邪ひく奴が多いから、恐くなって新ルルゴールドAを飲んでいたら、あれ総合感冒薬だからか、便秘になって困ったっちゃっ。プルーン食べるっちゃ?

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください