Zunda Bros. is Baaaaaaaaaaaaaaaaaaack!!!

なぜだか、「GO!GO!村井君」の評判がいいので、再来週の金曜日30日の「zundaブラザーズの宮城を思う夜2」の為に、村井君の紙芝居をまたまた作る事になりそうで、その為、取材に仙台とか石巻とかに行って来ました。

去年の村井君に関しては「ドラゴン松本」に虐められて可哀相な人、というだけでもまだ東京のニュースに無関心の人たちには理解してもらってとりあえずオッケーレベルでしたが、今回はそろそろ村井君の本質を我々は理解せねばなりません。

村井君は、いい知事なのかどうか???

この命題に対する答えはいろいろあると思います。宮城県にとっていい知事。政府からしてみたら与しやすいいい知事。仙台等宮城の都市部の県民にとっていい知事。漁業関係者にとっていい知事。ビジネス参画による復興支援をしようとしている企業にとっていい知事。その中で、正しい答えは「宮城県民」にとっていい知事かどうかかと。

とはいえ、僕が取材した限りだと、これまた意見は分かれる。復興予算少なすぎだろうがっ!と怒りの直訴をしてるだけで「素敵!」と判じて好いのか。結局、漁業の株式会社化は港は復興しても漁師は薄給になるじゃないか。とか。考えるべきことは面倒臭いながら色々あります。でも、それを東京人がガタガタいっても仕方ない事なので、DVの彼氏でも本人が好きでつきあっているなら苦笑いして見過ごすべきことと同じような、あくまで門外漢です。それは出身ではあってもzundaブラザーズの二人も同じ事。

ただ、東京に住むというだけでそれなりの責任を持たされている事も理解しておきたい。

それは、東京は日本の中心なので、そこで都民が思う事、憂う事はそのまま強く国の舵取りに影響されて然るべき。もっといえば、東京が「思っている事」がテレビになり、東京が「考えている」事がテレビを通じて日本の常識となっていく怖いテレビ至上主義の罠です。

インターネットで自分で調べないと「真実はわからない」というところまでは、自分たちは去年学習しました。しかし、ネットのリテラシーがない老人や地方の方々は、このままでは真実を知らないまま過ごさねばなりません。それは原発は安全と説得されてそれを鵜呑みにしたこれまの二の轍です。ネットを使える僕らがより「真実に近い事実」を追求して、考えをまとめ、それを発信したり広めたりしていかないと、「数字がとれるニュース」ばかりが跋扈し、真実が伝わらない。その為お年寄りが真実を掴めないまま判断する事になります。

考えを押しつける事はよくありません。どんなに被曝しようとも田舎で生活しない限りは「死んでるも同然」なのだ、という人を連れて行くのはクオリティ・オブ・ライフの点でどうかと僕は思います。生きてるけど商売道具全てを失った人、生きてるけど逆に大変ツライ思いを強いられる事になっちゃった人。そういう方々を思うと、「せめて命の安全は」という部分でさえ、これまで常識と思ってきた常識を当てはめてはいけないと思う。

だから乳幼児をお持ちのご家庭はとっとと東京から引っ越すべき、と思う僕も、それを人に進言はしません。
だから、せめて「知る努力をしないと」という気持ちを広めるぐらいはしておきたい。風化してしまえば、つまり原発のことは怖がってたわりにそのまま何もないから、まーどーでもいーんじゃねーの?となってしまうと政府の思うツボでまたやりたい放題になります。いえ、なくす方向へ持って行かねば、と言ってるワケではなく、なくしたいとの国民の総意ならなくす方向へ、なきゃダメ!が総意ならそっちへ。という話で。「みんなが知った上で、自分なりに理解した上で判断した結果」であれば、それでいいと思うのだけど、「よくわかんないままそうなった」というのだけは絶対に避けなければならない。

僕らが理解しなければ、どんな物事も国策で進んでしまうのですから、せめて理解して(自分なりの)正しい公平な判断を下すことで、それの連鎖によってインターネットのリテラシーの低いお年寄りたちの手を引いて導いていくべきが責任だと思うのです。東京という場所に住むということは、そういう「日本を動かす」責任があるということで、ワケーシュはネットを調べられる能力があるというだけで「その真実の中の真実を知り続けて」いく責任があるということです。

それは鎌仲監督「六ヶ所村ラプソディ」にある重い言葉と同じです。
「原発には賛成と反対しかないんだよ。強く反対しないと、それは政府から賛成にカウントされちゃうんだよ」

村井君に関して僕の意見をまとめつつある中で、とはいえ宮城の人はどう思っているのか?を確認したくて宮城に行きました。芝居の稽古ももうすぐ始まって忙しくなるっつーのに!行って来たのは、結局、村井君を僕がどう思おうが結局村井君の知事という立場は宮城県の人たちの為にのみあるワケなので、宮城県の人たちの意見を聞かないとトークライブで喋りづらいなあと思ったのです。色々な意見があって面白かったけどね。

さて。なんて大仰なる立脚点のフリをしてますが、イベントはただ脳天気に宮城っていいよねーをやるだけです。喋って語って、それで宮城って所を一晩だけでも考えて貰えたら嬉しいなぁ、と思ってるフリをして、実は、僕はただ、ししほんじたちが用意する宮城の名産をバクバク食べたいだけなんですけどね。

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