ナレーション録音

本日は日曜日ですが、稽古です。いや、稽古でした。もう日付変わって月曜日になってた。はえー。


芝居の後半を並べてみて、細かい部分を作り(これが結構厄介)、更にいくつかのシーンを小返しの稽古をしました。
小返しの稽古というのは、局部を反復稽古することを指します。直したい部分がハッキリしているので、役者にも狙いが伝わりやすく、集中して直せます。これで直らないと暗礁に乗り上げます。現在、そういうシーンはなく、単純に反復と馴染みが必要なシーンが沢山あるぐらいです。
ですが、人数が多い為に、短い時間に猛烈に吸引力を働かせないとならず、挿話の狭間に埋没してしまいます。なので、及第点レベルのシーンは結果印象の後ろに回ってしまうであろうことを思うと、全部を濃いエピソードに仕立て上げないとなりません。
稽古の後に、ナレーション録音をしました。モックサウンドの水越さんがいらっしゃいました。昨日打ち合わせをした通り、いくつかの声を録音。これの加工に関しては盲信してますので、ラジオ制作会社の社長とはいえ、まるでノータッチ。大船に乗った気分とはまさにこのこと。これぞスタッフの鑑。
更にその後、舞台監督の山田さんと打ち合わせ。装置は美術の木川さんに既に発注済みですが、それが果たして「いいのか?」という点と、最良のやり方を伺った。概要を説明した所、山田さんの感想。
「えー。まだ台本読んでないけど、なんだかいつもと全然違うねー」
だそうです。そうなんですよねぇ。自分はコレが得意!とか自分たちはこれがスタイル!みたいに決めてしまうのは、とても窮屈ですし、進歩を止めてしまう。若い時にそれを強く感じました。極めて柔軟に、もっと別のことを、と思うようになって久しいですが、今回は何しろキャストが大人数で、「役を一つしか演じない」キャストがほとんど、というのもまた久しぶりで。後悔のないように、稽古を頑張ります。
そして、ちょっと早いですが、無茶ぶりのような芝居作りに読み合わせ初日からフルアクセルで臨んでくれたキャストのみんなに感謝します。去年キャスティングをしてからずーっと不安で仕方なかった僕ですが、あの日、「おっ。イケるっ。おっ、見えたっ」と突然霧が晴れました。
僕は、「なんだかわからないけどやってやれっ!」という好戦的な役者が大好きです。
役者にはプライドも理屈も要らなくて、結局 Do it ! なのだからね。どんなに台本読解力があっても、どんなに理屈こねてみせようとも、出来なきゃ無価値ですし、裏を返せば出来ればオッケーちゃん。ただ、それだけの事。なのよね。

では、今日の一曲。オヤジロッカー「train」で元気だそうぜーいっ! どりゃあああっ! 明日は晴れますようにっ☆

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