稽古場バラシ

本日、稽古場バラシ完了。僕の車ステップワゴンに積んだものを下ろして整理してトークライブが目白押しの今月なので、ライブハウス仕様にする。それにあたり、ヘタった設備を手直し。ふー、なんとか出来た。
まずは、今週日曜日の「日本のトイレ事情と佐藤の諸事情」だぁん。どきどきキャンプの佐藤満春さんと僕も出ます。トイレクイーンも出ます。なんだか、撮影があるらしいですよ、近々。
そして、それが終わって、駐車場に行く前に大塚駅前の本屋で「立ち読み」をした。自由だ。自由を満喫だ。本屋なんてまるで寄ってなかった。CDショップも然り。そういう気分になれなかったし、その時間が勿体なかった。その分、芝居の為にすべきことが沢山あるし、自分の時間なんて持てなかったからなぁ。いや、やろうと思えば、堂々とそういう事を鉄面皮で出来ちゃう人もいるんでしょうし、俺だって、そうなれば出来るんでしょうけれど、どうもダメで。まぁ、ダメのままでいいですがね。


ともあれ、「おっ、本やでも行くかぁ」というこの場当たり的な時間の浪費がとっても嬉しかった今日です。
で、やっぱり、買っちゃうのよね。新訳「デカメロン」。ついにお買い上げ。これは夜長に絶対いい。そしてちゃんと一度読みたかった。艶笑話(エロ話)ばっかりらしいしなぁ、なんだかなぁ。
大人数の公演だったので、稽古場に劇団員だけで作業しているととても少ない人数でスッキリ感じる。まぁ、特別だものねぇ、40人は多いよね。でも、意地でも要らない役は作るもんか!を念頭において書いたので、自分としては満足しています。そしてキャスティングにもね。世の中には色んな役者さんがいますね。
どんどん役者が生まれて、どんどん作品を面白くしていく。そんな気がする。問題は作品を生み出す側でね。しっかりした意識を持って臨まんといかんよ。
大体、演劇において演出なんて補助的要素は不要なものなんだし、なのに、偉そうに指導しちゃったりして。ねぇ。
面白い役者が何か台詞を言えば、大抵のシーンは面白そうに見えるものね。役者って台本の力を引き上げてくれる腕前があるものね。時折ない人とか逆にしちゃうひともいるけどね。
それなのに、演出家ってもんのすごく偉そうでしょう。ただ、交通整理しているだけの立場なのに、独自のセンスを持ち合わせない人が、ほんっと、偉そうにして女優を叱ってたりするのよね。なんかおっかしーなー、と思うよ。偉そうにするからには、独自の才能を見せつけて「この人の言う事を盲信してやってみよう」と思われる努力をせんといかんし、その人徳を培わんといかん。
いや、何が言いたいかというと、いい役者はドンドン生まれていくのに、いい作品や劇作家というのは比率で言うとそれより下がるなぁ、とね。
なーんかさぁ、俳優事務所は社長が書いた台本を演出してたりするそうなんよ。え?それで俳優育つのけ?
なんか心配。
演劇の作り方は、演出家の数だけルールがあって、芝居の数だけ座組がある。つまり、ルールの規範なんてものはないに等しく、いちいちリセットできないといけないのが役者だ。変わってるなぁ、ここの演出は。なんて他を基準にほざいてる馬鹿は役者をやめた方がいい。基準なんてないし、あるのはおかしい。あっていいのは商業演劇だけよね。
僕は、小劇場を25年ぐらいやってるけど、商業演劇との大きな違いは「効率」や「採算」を第一に考えない事。商業だと、こだわって作る事が無意味だし、時間かける事を嫌う。中途半端な芝居でもお客様が入って満足してくれればそれでいい。まぁ、価値基準がハッキリしてるからすがすがしささえ感じるけどね。それに比べて小劇場はただ単純に作り手が作りたい事を作る事が前提だ。表現の自由を謳歌する組織だ。
来年は5月。もう内容を考えているよ。少しずつだけどね。
あ。今日、キンヌキ断髪式を打ち上げでやった時の「スキカル」を取り戻したので、早速ハゲにしてチョビ髭を剃りました。涼しくていいぜ。ふ。
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関係ないけど、麦芽が年内で解散だそうです。ニンニンちくびを豪快に盛り上げてくれた立役者のひと組だった小出とでぃでぃこ(なつサン)は今後ピンで活動だそうですよ。鈴木奈都さんのディディコ見た時は笑ったなぁ~。今でも覚えてる。中央線ウィズ・ユーの解散も寂しかったけどね。
あ。
2219.jp
絶賛、podcasting配信中です。さーて、明日は早朝から声優の卵に演技を教えに行って、ラジオ局にいって、大塚に戻ってラジオドラマ書いて、公演キャストの事務所に連絡しつつ、夕方から博報堂で会議、その後に教習所に資料を取りに行き、トークライブのチケットを作る。とか、そんな一日ね。公演終わっても忙しいから愛人に怒られちゃうなぁ。でも、怒られないかもしれないなぁ。どうしてだろうなぁ。いないからなぁ。すんません、誰か「怒るだけ・スネるだけ」愛人になりませんか。いつも怒るだけでいいんです。

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