いとこがウチにやって来た。

もうすぐ新学期が始まる頃だと思いますが、これから高校生になるいとこがウチにやって来ました。

大分で暮らしており、大分久しぶりの東京のようで、彼が来る前からウチの親父とむこうの親父(親父の弟)とでいとこの東京満喫プランをたてようと不毛な言い争いをしていたのです。

今の若者が行きたい場所を50半ばのおっさんが理解出来るはずもなく、リストアップされたのは個人的な趣味を反映したものばかりで
「林屋三平襲名披露興行」とか、それはあからさまに自分が行きたいついでだろうというのもありました。

案の定いとこはそんな会話がなされていた事は全く知らず、親父達のプランは半分位しか実現されなかった模様。

彼は新高校生にして身長は自分より高く、サッカー漬けの毎日を送るバリバリのヤングでした。
東京滞在中、自分が付き合えるのは1日だけで、しかも昼夜に知り合いの芝居を観に行く予定をたてていました。
結局、昼の公演は一緒に観に行けばどうだ?という事になり、2人で観に行きました。

今時の若者がいきなり芝居を観に行こうと言われ、しかも劇団四季とか有名な類いでもない芝居に、果たして嫌がってないだろうか‥。
あらぬ心配ばかりしていましたが、

芝居が終わって、感想を聞くと、
「芝居、初めて観ましたけど面白いですね‥。」

安心したと同時に、
こんな言葉を聞く為に役者は頑張んなきゃいけないと思ったし、いとこにそう思わせた知り合いの芝居を誇らしく思いました。

今度は自分が頑張って、初めて観るお客さんに芝居を好きになってもらわなきゃ。

身がしゃきっとした4月3日夕方でした。

その後いとこを案内したのは東京ドーム。
開幕戦を前に後楽園はかつてない熱気に包まれていました。
自分はそこで場所を後にしたが、試合の記憶も焼き付いたであろういとこは久しぶりの東京をそれなりに楽しんでくれたのではないでしょうか。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください