「PhⅡ顆粒」終了しました★

久しぶりに、パソコンに向かってこのブログを更新している宮川賢です。そんな時間があるのかというとそうではなく、公演が終わったばかりなので、バリバリ山積している仕事や問題を解決していかねばならない状況はいつも通りです。
が。単純に、生放送を終えた後なので、食事休憩中です。仕事を間断なくこなすことで自分の肉体を痛めつけている事に数年前気づいたので、ちゃんとシンドイ仕事の後は休むようにしています。


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昨日がマチネソワレの二回回しの楽日で、千秋楽の舞台が終わってからバラシをして、それが終わっていつも通りの「みくに丸」で打ち上げ。大入袋を配って3時ぐらいに店を出てタクシーでラジオ日本へ。で、夜中に入り込んで仮眠室で1時間30分の仮眠とはいえない熟睡。自分のスマフォのアラームで飛び起きて打ち合わせをして久しぶりのラジオの生放送。先週はWコロンのお二人が代役をして下さってました。ありがとうございました。
で、「げ。やべー。朝ご飯用意しておくの忘れた」と思いつつ、小橋が打ち上げでくれた焼き菓子をアナウンサーさんのニュース読みの時に食して、なんとか糖分補給。この手の甘いお菓子は本当に役立つ。土曜日のマチネソワレの日も、喉の為に早起きして7時に朝ご飯を食べたがそれ以降昼ご飯を食べずに開場したら、開演前に腹がグーグー鳴り始めて、げげ!と思った事があったので(そのときはポケットにひっそり忍ばせていた龍角散ダイレクトを飲み、なんとか頑張れた)、甘い物の「ここ一番の活躍」に助けられた。
で。生放送が終わって、専門学校で演劇を教える仕事を「夜更かしの会」の岡田さんに代講をお願いして(岡田さんすいません)、ラジオ局をあとにする。局舎を出て「あ。そーだ」と車がないことに気づく。
日曜日は朝から芝居のバラシの為に自分のステップワゴンで新宿スペース107に来たのだが、そのまま荷を積んだまま、打ち上げに参加してお酒を飲んだので当然置いてきぼりにした。その為、地下鉄で新宿西口に車を取りに戻る。電車の中に出勤中のOLをみとめ、それぞれの美しさやリアリティにキュンとする。スーツが似合ってるぜ。やっぱり、生まれ変わったら会社員になって社内恋愛したいぜ。などと思いながら昨日まで通っていた劇場に向かう。
新宿で降りて劇場近くの駐車場に向かうが、なんだかそのまま車を引き上げるのが悔しいのでスペース107の向かいのスタバでなんとかフラペチーノを買う。ふ。もう冷たいモノを飲んで下痢したりなんてことを気にせず飲んでやる。しかも、時間を気にして「早く作ってくれや、おにーちゃーん!」なんて思わずにのんびり。はっはっは。終わったからの余裕だぜ。と無駄に悦に入る。いやあ、下らない。でも、この気持ち判って貰える人には判って貰えると思う。
ついさっきまでトラックに荷物を積み込んでいた裏口付近をチューチューなんとかフラペチーノを吸い込みながら歩いて駐車場へ。車に乗って大塚に。振り付けのNaomi(クラウディア)さんからお借りした素敵な衣装の数々をクララに用意しておいて貰ったので、それを確認して散々お世話になった振り付け師に電話する。
で、セブンイレブンで買った蒸し野菜を食べつつラジオ番組編集の仕事の準備。劇場に転送されていたファックスの転送解除。そして、座長動静でも更新して食事休憩をしよーっと。というのが今です。
oppai.gif明日は稽古場バラシで、今週末から「復興おっぱい」の稽古が始まる。1時間弱の佳作だが、当然、テンポは強く意識して組み立てられる。自分は出ないので、ストレスが溜まるのではないかと今から心配。でも、これも勉強。修行です。自分の作品に出演しないなんてとても久しぶりです。
さて。今回「PhⅡ顆粒」を再演してみて思ったのは、再演より「当て書きして書いちゃった」方が早いんじゃねーの?ということ。勿論、それをしないで敢えて自分の頭を休ませるという意味で挟んだ再演なんだけど、これだけ外部の役者さんの数が多い演目になると、キャスティングだけでとっても大変。11月から始めたオーディション準備とオーディション、そして選考、更にはご連絡と折衝。去年の11月から今まで、まるで休みなくこの芝居に関わってきた。出演者の役者は、僕のことをドライで距離を置く演出家だと思ってるだろうけど(それでいい)、実際はとても出演者のことを好きになり興味を持ち前向きに向き合って来た半年だった。
まぁ、演出家は、いい芝居を作る為に、携わる人全員を愛した方がいい。特に役者は、いい所を見て、変な所を見ずに、その役者の「魅力的な部分」だけを舞台に上げる努力をすべき。やっぱり、役者は芝居作りにおいては演出家の言うことを聞かないとならないし、作り手のさじ加減一つで魅力的にもなるしそうでもなくなる。
打ち上げでは奈良チャボに「宮川さんは基本的に人が好きですよね」と言われたが、芝居作りにおいては、自分がご一緒する人のことを好きになる事に終始してる。嫌いになるかもしれないから、打ち上げまで(滅多に)飲みに行かない。なーなーにならない。打ち上げで少しだけ打ち解けて別れる。
この人、とんだ食わせ物だったのではないか?と稽古途中で思ってしまったらその後が地獄なので、変な所はなるたけ見ないようにして、イカした部分を見つめてそこをクローズアップする。まあ、そんな必要がないぐらい魅力的なメンバーではあったんですけどね。稽古をしていて、演出家がヤキモキしないというのは、本当に助かります。素直に言うことを聞いてくれるし、勤勉な人が多かった。それは、あーよかった、と思う部分。
なのだけれども、やっぱり再演は、「その役」に合う人を探す作業があり、「見つからねば出来ない」ので、とても難儀だ。本当に面倒だから、魅力的で一緒に芝居をやってみたいと思う何人かに出演交渉をして、その人たちに当て書きして新作を書いた方が話しが早いのでは?と思う事も多かった。一個勉強した。
過去の自分の作品を再演することで、過去の自分の青さも見えてこれまた興味深かった。一つのシーンに出続ける役者の集中力の限界を超えてテンポテンポの場面を描いているので、そこに出ているのが自分だったりすると、んもーむりーっ!という肉体的地獄が待っている。あー、若いから書けたんだなぁー、なんて思いました。
ただ、初演は2週間前に台本が書き上がり、稽古と曲づくりとかを平行してやっていた為に、今回はキッチリやりたかった。しっかり狙い通りにしたかった。その個人的思いが役者に圧としてのしかかっていたら多少申し訳ないと思う。
かくして、自分の描いた狙いについては正鵠を射る事が出来た。
沢山のスケジュールを割いてくれた役者と事務所さんに感謝します。
まーた。誰とも連絡先交換しなかった-。打ち上げはいつもへとへとだからなー。
しょーがないかねー。何か公演がある時は呼んで欲しいですけどね。行ける時は確実に行くのでね。なかなか行けないけど。でも、行きたいとは本当に思っているんよ。行かないから伝わらないけどね。気づくと連絡先知らないから、また相手が事務所やめてたりするから、もう連絡が付かなくて(連絡先を知ってる劇団員もいなくなってたりして)、そんで「あー。あの人にこれ頼みたい-」なんてことがよくあるので、事務所と芸名変える時は連絡してポチーざますーっ!
さあて。仕事しよっ! もう眠くなってきた。やべ。

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