沿革風味2

 豪渓登(宮川賢)の妻文香(村田未来)は精神の病に冒されていた。それを気に病む事なく、ドロップアウトした青少年の面倒を見る林間学校「豪渓会」の運営に勤しむ豪渓。
 それは、陽気な仲間たち、例えばオネエ言葉で元気を配る渡部綿太(つんつん)やおっとりしつつも辛辣なフレーズを口にするリオ(大川麗奈)に囲まれての楽しい職場だからかもしれない。豪渓が妻の病気には向き合いつつも、妻本人とは向き合わずに日々を過ごしている為、主治医(野村ノルナ)が、かねてからの思いを文香に吐露し始めた事にも気づかずにいた。
(次回の沿革風味は9/25に更新します)

沿革風味

 時を止める能力のある者ばかりが集う「ピーチネット」の掲示板は、今日も大賑わい。だが、「TS(time-stop)能力者」以外の人間は、その掲示板の内容は読んだ所で何やら意味不明。
 夜な夜な掲示板に集まる顔ぶれは、中年男性が多い。柏田(奈良チャボ)、鯖越民之助(高田裕司)、そして豪渓登(宮川賢)。それぞれがそれぞれの生活を背負って生きていく中、家族にもTS能力者であることは隠していた筈だが、ある時百目鬼(宮地大介)と名乗る男がピーチネット掲示板の常連全員の殺害予告を宣言した。彼が手下(ししほんじ、山梨谷梨)らと執拗に追いかけ回し、殺害を行動に移していく。百目鬼は、なぜ、その掲示板の愛好者が「特別な能力」を有すると知ったのか? そして何者なのか?
(次回の沿革風味は9/15に更新します)

【リーディング(pre)】チケット発売中!

3月公演「東京タワーには行きたがらない」に先駆けてリーディング(pre)公演を同じ大塚ですが(萬劇場ではなく)大塚Re:Summer!スタジオにて開催します。大塚レ・サマーすたじおとは、劇団の稽古場を改造したアトリエで小スペースの劇場です。


ここで、公開読み合わせを有料にて行います。


3月公演に先駆けて「戯曲」を純粋に堪能して貰う為の公演で、役者は「本読み」をします。衣装もつけなければ、動きもありません。ですが、演劇において如何に読み合わせ稽古が大切かということはご理解頂けると存じます。


■3月公演を前に「製作過程」を見る。
■3月の萬劇場での公演はスケジュールの都合で来られない。
■劇団内の配役オーディションの経過も知りたい。
・・・など、お楽しみポイントは人それぞれ。


チケットは「ビタ店」のみで発売中!ぜひお買い求めの上、おこし下さい。チケットと一緒に会場の地図も分かり易く記したチラシをお送り致します。


劇団ビタミン大使「ABC」公演
「東京タワーには行きたがらない ~リーディング(pre)~」
作・宮川賢
会場・大塚Re:Summer!スタジオ(03-3916-2430浜岡)
料金・1500円(前売当日共)
前売取扱・ビタ店(こちら
日時・2009年2月6日(金)19時スタート、2月7日(土)19時スタート、2月8日(日)14時スタート
開場・開演の30分前
出演・奈良チャボ、宮川賢、つんつん、野村ノルナ、堀江慶次郎、大津ワイン、星真二、福田加奈子、村田未来、北村みつば、他