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寺岡綾香
トウコ(藤堂さわこ)とキララ(寺岡綾香)は仲良しの女子。掌にあるモノを描いたら、不思議な事が起こります。そのエピソードに巻き込まれつつも、更にウルザへの友情に素直に島の決まりである「人の心を傷つける事が一番いけないこと」に則ってある行動に出ます。それはシレッと大胆に。そのシレッという部分は、寺岡さんのおっとりしたはんなり要素を以てすれば演出すべきはごく僅か。

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池田葵
キロ(優美)と共に盲目の父親カハフ(堀江慶次郎)を支える娘。この一家は空を見るのが大好き。父親カハフは目が見えた時は「太陽を見るのが好き」だった。そして、キロは「雲を見るのが好き」だった。そして、このクスオ(池田葵)は「星を見るのが好き」だった。そんな見上げ続ける人生を歩む一家に生まれ育った女の子。こういう脇役は普通にこなさないとならないので意外と厄介。池田さんならきっと大丈夫さ。

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小曽根章央
この人は青沼という内地の男(ガッジョ)の役。芝居の冒頭は彼の暴走から始まります。バカなキャラクターを表現しているようで、その実、島との対比の為の物差し提示です。小曽根くんは個性的な島民に埋没しないキャラクターなので、その大正時代の名優の孫っぽい演技に期待したい。頑張るんだ、KYにね。KYの役なんだからねぇ。
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園田将巳
宮川演じる橋田教授が頼りにしている教え子。色んな事を把握している癖に、物事を整理しようとしない無気力かつ無責任。これまた内地側の象徴。先生は恩師なのにため口叩くし、でもちゃとやることはやってる勉強家。その辺りも都会的。こんな若者からも「島」が「上から目線」で見られているという点はこの物語の基礎となる理不尽の一つです。

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佐々木美綺
若くて幼いおなごの役。島の民ノン。おぼこくてセクシーに憧れ、恋愛もするし、多感。トウコにセクシーポーズを教わり、日々セクシー勉強中。でも正直で純粋で。ニコニコしてるから、哀しいことがあっても大丈夫。その証拠に彼女演じるノンの物語があまり好転しなくても、何にも消化不良がない。それはこの佐々木さんが、そういう島の民をすんなりモノに出来ちゃいそうだからかも。

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森下和
内地のゼミ生の一人美馬役。理知的で勤勉な橋田ゼミの教え子で、今回改めてラクンドに渡る。ゼミの先輩だった笠原(奈良チャボ)が何やら単純な調査以外の目的も睨んでいるようなので、そこに目を光らせながらも、調査に鼻息荒く臨もうと、島へ渡る。だが、いきなり彼を待っていたのは、出鼻を挫くには余りあるお出迎えだった。森下君はフツーにこれを演じられそうなのでとても期待しています。


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井上あかね
陽気で明るい井上さん。若いのに母親役。それはラクンドが若くして母親になるのが普通の考え方の島だから。そして、シェー(島田ゆかり)という男に奔放で酒飲みの母親と向き合っても誠実なまま。親を思う気持ちは誰も同じ。この井上さん演じるミキ役が、ガッジョ(よそ者)との接点であるシェーという女の役の奥行きを出します。

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前林恒平
お気に入りの若手男性ロンド役。若手俳優だったら、この役をやりたいと思う。年上女房のシェーに好き勝手されていながら、何もせず、ぐっと我慢。男をあげます。なのに、島のことでは正義感が強く単純明快。泥臭さを一人で担うのが前林くんです。うん。

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赤塚篤紀
甘いんだよね、雰囲気が。それって損なのか得なのか。前回「PhⅡ顆粒」出演の三浦祐介君の先輩だそうです。三浦君は泥臭いでしょ。でも、赤塚くんは甘いんですよ。絶対いい人なんだけど、甘いんだよ。娘がこういう人とつきあうって話になったら猛反対はしないけど、賛成しづらいんだよ。そういう人。なので、当然の如く島の民ではなくガッジョ(よそ者)側に配された。ぼーっと漫然と島へ渡りながら、特別感化されるワケでもなく、どんどん島へ体が浸透していく役です。



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串田えみ
ザ・島民。この子こそ、ラクンドに生まれたような奴です。単純で良い奴で元気で解りやすい。それは、純粋で魅力的な人ってことです。稽古場では親しみやすさから軽く扱われちゃうけど、みんなの人気者ってことですよね。何も疑わない。全てにおいてポジティブシンキング。そんな島を象徴するような役です。少年のような役なのですが、芝居では女として未開拓な部分をこじ開けられる要素もあり、ちょっと難しい要素もある役なんよね。ゼロ・パワーと名付けたのは、褒め言葉です。

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優美
雲を見るのが大好きなキロという女の子の役。男っぽくて正義感が強い。父親思いで直情的。それがいいところだが、芝居では裏目に出てしまう部分もある、そんな役。優美さんは目力が強いのでこの人と結婚する人は家でサングラスかけた方がいいかもしれません。とってもポジティブで陽気で明るい女優さん。

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後藤享
中国拳法の使い手ガヤの役。喋れない人の役です。なのに台詞があります。それは見て確認して下さい。どんな所で台詞を言うのか。ガヤという誠実な男を後藤くんにお願いしたかったのは、後藤くんのスッキリした好青年像。それがロンド役の前林恒平くん、ゲン役の松田拓也くんとの決定的に違う魅力だった為です。


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松田拓也
この若者に出会った時に「島にいてほしい」と強く思った解りやすい「青年」役。青春もあり、恋愛もあり、兄妹愛もあり、親子愛もあり、協調性もあり。全てを実は一人でサイクルヒットとして押さえちゃってる役でもあります。そして、「ヤカラ」もやらされるしね。顔見てすぐ解りますよ、「あ、この人、いーやつだ」って。だって、俺が間違って園田くんへのつもりで電話したつもりが松田君の携帯にメッセージ吹き込んじゃって、なのにすぐ折り返してくれて、「園田くん宛てのメッセージが入ってましたよ」って教えてくれたもの。ん?それって普通なこと? ま、いっか。ともあれ若手なんで、体動かしまくりなさいよ!ってね。

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本東地勝
変な顔の男の人。それが本東地君です。顔がだらしないでしょう? 俺、出会った時、嬉しくて嬉しくて。こんなに赤塚不二夫の漫画の登場人物みたいな人が実在するんだぁって思って。聞いたらギター弾けるっていうし、ほんならって、こういう役になりました。女性陣は「オバサンっぽくなれる人」を中心に配役を考えましたけど、男性陣の中では、松田君や、この本東地君のように「田舎者」っぽく見える人、時代劇にも即重宝がられそうな人、というポイントで配役を考えたのは今でも覚えています。

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大坂のどか
声も可愛い大坂さん。実はこの非現実的な「今っぽいようで今っぽくない」カンジは島との対比で重要な存在に。橋田教授の教え子相田容子役。ゼミを一所懸命やっているんだけど、でもおっちょこちょいで、勉強は出来るのに世間知らずで。でも、ちゃんとデートもするし彼氏も作る、そんな役。島では、「無骨」で「奔放」で「単純」な女性が登場しますが、それと現実との差異を表す為に存在する役でありながら、なのに変な役にもされちゃって、ごめんなさいってカンジ。しかも、橋田教授のお気に入り女学生って設定もホントごめんなさいってカンジ。んもー。


11月11日

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初めまして☆

今回、初めて『ビタミン大使ABC』さんに出演させていただく小曽根章央です!




連日稽古が続いております。







今日は、11月11日。


近年、メディアでも取り上げられることが多くなりましたね...




そう、ポッキーの日!





稽古場でも渡辺郁也さん・串田えみさんが皆に配ってました(^-^)



久し振りに食べたポッキー、美味しく頂きました♪











今日の稽古は一つ一つのシーンをじっくりつくりました(^^)




いやぁ〜、どんどん面白くなってますよ♪






今回の舞台、ご覧になる方は楽しみにしててくださいね(^_^)




あと約3週間、胸を踊らせてお待ちください☆








小曽根章央

11月11日

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渡辺郁也
クタカオンナ、という役です。恋文の代筆屋を島で営んでいます。変な口癖で変な動き。変な表情で変な考え方。なのに、人としてドラマに参加し、喜怒哀楽がある。今回は反則技のような飛び道具キャラクターを出しているようにみせて、ちゃんとそのキャラクターをヒューマンとして扱い感情移入してもらうのが狙いの一つですが、彼のクタカオンナという役はまさにそれの代表格です。これから稽古でもっともっと変な奴にしてやれーっ!

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藤堂さわこ
トウコ役。●●●●が大好きですぐに男に●●●●●・・・。なのにとっても純粋で幼くて、って結構難しい役です。あー、これ、うまくいったらいーなー、と思って結構ヤキモキしながら台本書いていたが、一回目の読み合わせで一声発しただけで安心させてくれた人。どん引きされるぐらい変な役にしつつ、印象に残る役にしなきゃ、と褌締め直します僕。はい。

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小川大悟
大声だとコミカルのなるので、それをどこでどう入れようかを思案中の稽古です(現在)。内地の男(島ではないガッジョ)の役の中には、大きく分けて二つあります。「狡猾で算盤ずく」と「単純明快なお馬鹿系」。小川くん演じる素田は後者です。島の民の純朴さではなく、内地の人間らしい単細胞をどう表現するかはこれから僕と小川君で考えていく事になりそうです。島についた内地の人間で知らないうちにドンドン個人行動を取る役なので、協調性がない方がいいように思えつつ、でも、上司笠原(奈良チャボ)には頭が上がらない。狡っ辛い感じは、もっともっと出していいぜ。


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はじめまして!

リィバ役の栗山絵美と申します!


ドキドキしながら初!特設ブログ更新!

今日は、私だけちょっと早入りして、振付の紀元由有先生と
振付稽古しました!

リィバさんは、ちょっと舞うシーンがあるのです。

ですので、マンツーマンで!
稽古つけて頂きました。

めちゃめちゃ素敵な振りを頂き
ドギマギしながら頑張りました!!

稽古終わりで由有さんと2ショットー!
ちょっと私、先生と似てない?
髪型も一緒だったし(笑)

いやはや、しかし隣で踊って貰うと、全然違うー!スタイル良すぎー!!!
素敵さに溜め息が出ます。


宮川さんの、イメージする美に近づけるようこそ練!!あるのみ!!
積み重ねて行きたいと思います!

皆でわいわい踊る、楽しくキュートなシーンもあります!お楽しみに!



栗山絵美共々、最強女子であるリィバを
『ヒポクリティカル・アイランド』を
どうぞ宜しくお願いしますー!!!

ブログ書いてます!
↓遊びにきてくださいね!

栗山絵美『★☆177cm日々成長blog☆★』
http://ameblo.jp/emi-kurhyama/


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石澤美和
言うまでもなく、見た目がとっても面白くって、何をやってもあざとくならない。持って生まれた生来の女優気質。こういう人に生まれたかったと思う女優さんは本当に多いでしょうねぇ。細かい所での目つきから姿勢の変化、色々なところがコミカルです。芝居はこういう人が「トーン&マナー」を決定づけていく。細身の劇団員柿原裕人(ベッキョ)の奥さん役(ローリエ)。

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西野内仁志
リィバ(栗山絵美)の父親役。島の首長です。看板。なのに、変な人。偉そうな態度なのに文字も読めないし、でも一応、島の決まりはしっかり守る。何も疑わずに。それは、やっぱり「ヒポクリティカル」だから。声が渋く、その声を聞いた時に「ああっ、この声にバカな事やって欲しいっ!」と思った僕。今回の僕は、公演が終わった後、客演の役者ネジャーさんたちから「なんで、こんな事をやらされているんだ、うちの役者は!?」とどれだけ眉間にしわ寄せて貰うかを頑張ります。えー、そんなことやらす為に客演に貸し出したのー?!ってね。だって、ただの技術の提供だけじゃ商業演劇みたいだしさ。

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坪内悟
この人は「キンヌキ」という役の親父です。この人一人がいるから、オヤジキャラクターは他に要らないや!ってことで、個性的な人を配する事に貢献した影のキャスティングマイスター(嘘テキトー)。でも、半分ホント。宮川が島のオヤジをやらなくてよくなったし、渡辺君のように「変なキャラクター」を出せるようにもなった。若手の男子を複数出しても、坪内君がいてくれるから、オヤジ指数が下がらない。本編では、何をするワケでもないように見えて、実は色んな事をやってます。そして、そういう仕事こそ大変だし、無二なんだよねぇ。