2003年5月13日(火)~18日(日) 東京芸術劇場小ホール1にて上演
構成演出■宮川賢
出演■わくさわりか、奈良チャボ、宮川賢、小山剛志、得田舞美、いど、菅ジュース、他
引っ越し屋はストーカーに追われるカップルの新居引っ越しを請け負ってしまった!
引っ越し屋には、ストーカーの一人・元夫の津田が紛れ込んでいた。二人になった瞬間、本性を現した!!
夫・勝也には、妻に内緒の借金があった…。それを取り立てに来る男の正体は? しかも、借りた金は、元夫に払った手切れ金だった。
操と勝也。二人に幸せな新婚生活は訪れるのだろうか??
新居には、勝也をつけ回すストーカー「ナナナ」の仕掛けた罠が。お金を貰って、隠し子のフリをする子供が闖入。
子供「お父さん! 僕、お父さんの子供なんだ。もうすぐ外国に行く。その前にどうしても本当のお父さんに会っておきたくて。それで…」
勝也「……?なんだって?」
子供「ママチチは僕のことを苛めるんだ。煙草を押しつけられて火傷だらけ。ドメスティック・バイオレンスだよ。一度でいいからお父さんに抱き締められたい」
勝也「馬鹿なことを言うんじゃない」
盲信する新妻の操は、混乱していく……。
津田「花粉症の操が鼻をかんだティッシュは過去数年分、全部保存してあります。そのティッシュを開いて水に浸すと鼻水が甦ります」
操 「いやあああああああっ……?!」
津田「甦った数年分の操の鼻水、それがこれです! 鼻水100%ジュースです。レンジで暖めると鼻茶になります。(振る)うおおおおっ!」
津田「これをご覧下さい。一見するとチリメンジャコのように見えますが、過去数年間に渡って操さんが切った、爪です」
操 「いやあああああっ……?!」
津田「操のアパートでゴミの日に必ずチェックして、新聞紙にくるまれた爪を探し出しました。ご飯にかけて食べると美味しいぜ。うりゃ(撒く)」
一同「あああああっ」
津田「これは、操が噛んだガムを集めて作った僕の作品です」
操 「いやああああああああっ!」
主任「どうして考える人なのだ?!」
借金取りの男「どうして自分がガムで作られたかを考えているのね?」