台本が完成し、そして、
台本が完成し、
演劇公演「小さな声のおともだち」の上演台本が完成して、出演者に配布しました。芝居を始めた時から考えると、随分便利になったものです。ボールペン原紙ってのに台本を書き写して、それを輪転機で印刷していた。そこから、ノートに書いた台本を劇団員の女子が方眼紙に書き写してそれをコピーするようになり(もの凄くお金かかってた記憶)、
更にワープロ書院で入力して感熱紙にプリントしてそれをコピー。そこからワープロ一太郎の登場でそこからは飛躍的に便利に量産出来るようになった。とはいえ、配布は稽古初日に配るか前以て郵送してたけど、今は、スマホ持っている人が多いから、PDFファイルに変換して送らせてもらう。
ITに疎い役者が相手の場合でも(また、プリンタを持ってない劇団員などでも)、ネットワークプリントにデータを登録して、それをコンビニでプリントアウトして貰う。ああ。便利。音ファイルもスマホで送れるしね。
割愛するとなると、
ただ、音楽ネタの資料は、
- 歌のオケ
- 初音ミクが歌っているもの
の両方を送るワケだけど、初音ミクに歌って貰うのはまだいいにしても、楽譜にするのが面倒で、それは割愛させてもらっている。
更にいうと、初音ミクは楽譜がなくても符割が正しく伝わるので本当に便利だが、その初音ミクに歌って貰うのもなんだかんだ多少は時間を食う。ロカボPではないので棒打ち(かつてDTMでは馬鹿データと呼ばれた)だが、それでもあれば便利。
だけれども、それさえままならないときは、えっと今回もそういうのがあったんですが、「僕が歌う」のを入れて送る。これ、結構恥ずかしい。いやいやホントに恥ずかしいのよ。
恥ずかしい理由
どういうことかというと、前回9/30「鴻幹、下戻で温泉ウハウハ」の後半に、奈良さんが演じた白鳥が歌っぽいものがあった。だが、これが本当に込み入っているので、データに打ち込んでいる時間が勿体ない。そこで、「ええい、自分で入れちゃえ!」と入れるんだけど、やっぱちゃんとレコーディングしないし、多少変になるの。それでも、聞いて貰えれば「ああ、これはきっとこうクオンタイズしてやればいいのだな」と伝わると思うんだけど、奈良さんの場合は、徹底的に完コピされちゃって、最後の最後まで、微妙に謝ってる僕のリズムで本番を迎えた。些細な事なので、直さないけど、役者が「徹底的に」完コピとなると、ホントに恥ずかしい。ごめんなさいという気持ちになる。なぜって、その音資料を散々聞いて、何度となく練習し倒しているという事じゃないですか。本当にありがたいことがけど、恥ずかしい。
今回もたったいま、
そして、今回の「小さな声のおともだち」の音資料も、今、森下君や平井ちゃんに送ったんだけど、んもう、恥ずかしい。稽古場で聞かせるのであれば、まだいいんだけど、知らない所で、俺が部屋でもにょもにょ口ずさんだものを聞いていると思うと、今尚、ぞわぞわと背中が痒い。仕方ないけど。とほほ。
ともあれ、進捗報告出来る状態
とまぁ、このようにガス抜き日記更新が出来るぐらいなので、それほどまたまだテンパっていないのですが、稽古が煮詰まると、こういうのも書く気持ちになれなくなるのだろうなぁ。ときっとそうなると一本道のいつも通りのことを想定しつつ、おいらは風呂に入ってきますっ。むぎゅー。マッサージ行ったら、生き返った今日でした。関係ないけど、あの女のマッサージ嬢は、新人だったのか、僕の内ももを押す時に、イチモツを押してました。タマじゃないから痛くなく放置したけど。てかおてぃんてぃん裏ごししないで下さい。むぐぐ。では、また(宮川賢)
本日の動画
※コンテの中でも「ラ・ラ・ラ・ヒューマンステップス」は本当に体にガタが来るのが早そうなスンゲーバレエだぜ。
※是非劇場で群舞を見て感動して下され。俺は、一時ハマってて、故清水利恭さんに「ラララみたいなのやって」ってお願いしてた。清水さん困ってた(汗)。
次回公演「小さな声のおともだち」
劇団ビタミン大使「ABC」公演
小さな声のおともだち
作演出=宮川 賢
期間=2018年11月22日(木)~25日(日)
開演=22日(木)19時/23日(金)13時と19時/24日(土)13時/25日(日)13時
会場=大塚レ・サマースタジオ(豊島区北大塚3-25-16伊納ビルB1)tel.03-3916-2430
前売=ビタ店(http://v-mise.com)
問合せ=ORS(info@o-rs.net)
出演=森下和、平井夏貴、山梨谷梨、彩咲かんな、宮川賢
頼子(彩咲かんな)は、若くしてお妾さんになろうと決意しました。妾なら大きな愛情を注がれないからです。強く愛し合う関係の交際は出来ないと痛感する出来事があってから、そう思うようになりました。
それは、元太(森下和)と相思相愛になった初恋での事。頼子と元太は出会ってすぐに恋に落ちました。それぞれ二十歳をすぎているのにお互い一目惚れで、どちらも初恋でした。
元太は思いを伝える為に「僕とお付き合いして下さい!」と、頼子に告白をしました。その瞬間、頼子の恋は終わりました。頼子は小声で喋る人とでないと親しくなれない女の子なのです。それまで優柔不断で声が小さいという(頼子からしてみたらとても魅力的な)男性が、男らしく声を張り上げて告白した事で、生理的に受け付けられない相手となりました。
頼子は勘づきました。大恋愛は出来ない、妾なら深い愛を注がれる事なく、日陰で大人しく過ごせると。
両思いなのに失恋という事態を理解できず、気持ちの整理がつかない元太は、頼子を追いかけ続けます。告白した日から連絡が途絶えていた頼子の居場所を突き止め、元太はそこへ行ってみる事にしました。そこは、小さい声でしか生活できない人たちが集団生活を送る施設でした。
小さな声でしか話せないとはどういうことなのか? 大きい声の人と仲良く出来ないのはどうしてなのか? 愛する人の謎に迫る為、その施設に小声ではない人が初めて入り込む事になりました。