浜岡プロデュース公演「brave」前売開始しました。
キャスト
この五人プラス声の出演で宮川賢です。
物語概要
加藤梢(北澤友梨枝)は、女性社員の扱いの平等性を企業にアドバイスするコンサル会社「椿f」で働くだけあって、女性の自由を率先して追求している。メイクもしなければ、すね毛を剃らず(!)、ストッキングも穿かずに出勤する。オヤジギャグに追従笑いもしなければ、愛想よくニコニコもせず、来客時に率先してお茶を出す事もない。男性の意識改革と共に女性の「男性に阿る姿勢」を破壊すべく身を挺している。だが、企業へのアドバイスで求められるのは、ジェンダー問題はそれほど多くなく、セクハラ相談ばかり。セクハラは男性社員が我が身の危険を感じるから相談件数が増え、ジェンダー問題においては平等だとの自負があるから依頼が少ないらしい。平等と思っているだけで性差別は男女社員共に無意識に介在している事が多いのだけれど。
椿fがコンサルでの業務に行き詰まり始めた頃、とあるネットニュースに端を発し上司ゆりあ(瀬戸ひろみ)に一つの嫌疑がかけられる。ゆりあは、完璧すぎる社員だ。梢が苦手とする零細企業の社長(山梨谷梨)からのセクハラ相談も率先して引き受けてくれるし、若い女子社員里奈(竹森みずほ)が社内恋愛に揺れるのを見て見ぬ振り出来る柔軟性もある。男性社員シュウ(桜木ユウ)のストレス発露を真正面から受け止められるキャパシティの広さ。なのに飾らず梢とも仲が良い。最も信頼する同僚のゆりあに降りかかる疑惑の調査を会社から命ぜられた梢は、ゆりあの行動を深読みするようになり、そしていくつかのゆりあの新事実に行き当たる……。
口上
インド旅行に行った時、ルームサービスを運んでくれた人に、窓の隙間風をなんとかして欲しいと言うと「それは僕の仕事じゃない」と一蹴された。調べて何人かに話を聞くと、とどのつまりカースト制度の名残らしい。なくなったとされるものの中に根強く残り続けるものがあり、今回の芝居のテーマもそれかもしれません。誰もそれを悪いと思っておらず、結局根深くあり続けるもの。
ですが、社会問題で大向こうを唸らせたいワケではなく、シンプルに強い女性を描きたかった。強い女性は魅力的だし、尊敬に値する。三人の個性的女性登場人物は、それぞれ作者の理想像でもあります。順位はありません。同着一位。(宮川賢)
公演
浜岡プロデュース公演
「brave」
2019年7月19日(金)19:00開演チケット1枚
作・演出=宮川賢
出演=瀬戸ひろみ、北澤友梨枝、竹森みずほ、桜木ユウ、山梨谷梨、宮川賢(声)
期間=2019年7月19日(金)~21日(日)
開演=7月19日(金)19:00/20日(土)13:00/21日(日)13:00と17:00(全4ステージ)
開場=開演時刻の30分前
料金=前売・当日共3,000円(税込)
会場=大塚レ・サマースタジオ(豊島区北大塚3-25-16伊納ビルB1)tel.03-3916-2430(ファックス共)
前売=ビタ店(http://v-mise.com)
お待ちしております
※場内での飲食はご遠慮下さい。
※駐車場は併設されておりません。お近くの有料駐車場をご利用下さい。
※未就学児童の入場は出来ません。