稽古順調

宮川です。ここにきて、毎日の進捗がハッキリ解る奈良俊介さん。稽古は見ているだけで楽しいのが演劇でして、ここ十五年くらいの一億総表方時代突入以前は演劇やるなんてひとは本当に演劇が好きな人しかいなかったワケで、その頃はただただ(僕もそうだけど)稽古を見ているだけで満たされるものがありました。人の成長はとても面白く、どうやったら演出家のニーズに応えていけるのかを具体的な実例として目の当たりに出来るワケですな。
それから演劇をやるということは、テレビゲームの延長のような形でも出来るようになり、ちょっとなんか面白い事をやってみたい人が飛び込める安全な場所になりました。劇団やるなら勘当だっ!と言われたのは僕が最後の世代でしょうか。あ、そうやって考えると村上ポン太秀一さんの言葉「俺たちが音楽やって生きていきたいなんて口にさえ出せなくてどうやったら親を騙してその道に入れるかを考えるのが何しろ大変だった」なんて高い敷居の頃とは違いますけどね。
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ともあれ今日は、そんな僕が演劇始めた時の(別に演出家でもなく)ただ稽古場にいて、稽古を見ているだけでその小返しを見ているだけで芝居が出来上がっていくのを眺めているだけで充実していた頃…丁度30年くらい前ですか…をフト思い出した次第です。↓


そうやって考えると、
色々な事を人生で試せる若い人たちは羨ましいとも思いますし、でも、何でも手に入る世の中は何も手に入らないとも言えるし、自分が本当にヤリタイのは何なのかを探せない不自由とも同情出来ますね。
だって、インターネットで僕らが空き地に埋めていたエロ本キープ作戦の何億倍ものエロに出会えるじゃないですか。あ、そういうこっちゃないですね。
Wobble_Boyは18日から22日まで大塚レ・サマースタジオです。v-mise.comで発売中、来てね。
土日は完売だそうなので、キャンセル待ちでごわす。お待ちしております。
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