【Wobble_Boy前売はこちら☆】
5年前に初演を迎えた「Wobble_Boy」の再演です。そうです、あの「変態恋愛妄想男」が帰ってきます☆
恋愛妄想
「Wobble_Boy」はアトリエ公演の第一弾として発表した5年前の作品。奈良俊介演じる野月が偏執的な恋愛願望が炸裂します。
これを見た舞台役者の何人かが自分もこういう芝居をやってみたい、野月を演じてみたい!と強く思い、それぞれ一人芝居を実現させたそうです。
前売り開始
ビタ店(http://v-mise.com)にて前売り開始しました。
出演は、奈良俊介に加え、北澤友梨枝、瀬戸ひろみ、山梨谷梨、宮川賢。
そうです、前回「brave」での女性問題をガッツリ取り上げた作品でキラキラ輝いた女性二人(瀬戸、北澤)が連続で登場です。
改訂版の内容
キャバ嬢アヤナにお熱の主人公野月は、青森の三沢基地で働いています。そしてコミュ障です。極度の緊張により、人と対面で話す事が出来ません。なのに恋をした。相手はキャバ嬢。商売で優しく接してくれている女性に本気になってしまった。数文字を語りかける事さえままならない野月が、一方的に喋って接客してくれる水商売女性に恋をしたのは自分が話す必要がなかったからかもしれません。
アヤナへの恋をナントカ成就させようと、野月は東京の話し方教室へ通います。その講師(宮川賢)は「わざわざ東北から通ってくれるなんて有り難い」と単純に喜んでいますが、講師の助手(瀬戸ひろみ)は怪しみます。なぜなら三沢基地は、エドワード・スノーデンも働いていた事がある場所。人類史上最強の膨張システム「エシュロン」があるからです。
冷戦の象徴である象の檻は解体されたが、エシュロンはそのまま残っている。日本赤軍最高幹部だった重信房子がこっそり日本に帰国し潜伏しているという情報もエシュロンからもたらされた。キム・ジョンナムが成田空港で摘発されたのは、エシュロンからの情報が日本に通告されていたからとされる。野月が、盗聴大国アメリカのまさにその盗聴の中枢に入り込んで仕事しているとしたら? キャバ嬢に入れあげているなんてことが外部へ漏れたらそれを利用して盗聴の盗聴も可能になりかねない。それを危惧して、わざわざ東京の話し方教室まで通っているのではないだろうか?というのが助手の推察だ。
今回の改訂版では、その三沢基地で働く野月を追う男キタムラ(山梨谷梨)の目論見を表し、取るに足らぬ男の小さな恋愛の外側に渦巻く世界規模の謀略を平行して描きます。