小さい頃、東京都中野区に住んでいたのに、ポッチョン便所で。電話もなくて。白黒テレビでした。
当然、おもちゃなんて買い与えられることはなくて、
子供は想像力で遊ぶもんだ。紙と鉛筆と粘土があれば十分だ。プラモデルなんか完成形が解ってるモノなんか作って何が面白いのだ。
最もらしいことを言われ、いつも紙に絵を描いて、漫画を描いたりして遊んでいた。
だから、おもちゃは買った覚えがなく。
まあ、それでも、紙と鉛筆さえあれば、芝居は書けるし、楽しいし。
今回の芝居は初めてご一緒する役者が多い。
これは私のような者にとっては、沢山のおもちゃをいきなり与えられた鼻血ブーの世界。
知らない人と芝居を作るのは、そんなにも楽しく刺激的なモノなのか、と、改めて感じている。
しかも、今回は稽古しながら、つまり様子を見ながら書ける環境にある。
これはこの上ない幸せであります。
1の出番を書く。読み合わせる。指針を伝えてから立ってみる。あ、できるな。ならば、と次は別の事に挑戦して貰う。
書いたら、多少、困惑する役者。すべて想定内なんですけどね。
狙い通りにこなしつつある役者は劇団員より多い。
劇団をやめてプロデュース公演に切り替える組織が多い理由もわかる。
当てが外れないから、経験値が見合うようになったんだなあ、と自分に安堵。
お休み!