いよいよ11日(木)から本番です。

公演が近づいて参りました。
最近、ツイッターばかり更新しているので、まるでパソコンを立ち上げなくなってしまい。
今日はちゃんとブログ更新します。
稽古は順調で。この一週間で、積み上げてきたものをパッと壊して、チョチョイとリアレンジしようと。チョーの付く新鮮味を持って役者に初日を迎えて貰おうと画策していた「わざとできあがらせていなかった」いくつかのシーンに魔法の粉をかける作業を開始しました。ベースには「物語」に自分を浸すとその期間が長ければ長いほど「役」になれる。
……役に近づける、という言い方は「役」が架空であるかぎり不適切かなぁ、と。役は、その人が舞台上で演じて初めて役になるので、役を成立させる、とかの言い方の方がいいのかなぁ、とどうでもよさげなことを思ったり……。
浸してきた役者は、チョチョイとイジッても、成立したまま反応できる。そして、繰り返してきたことよりも、いいものを新鮮に演じて、そして、直前に直された為にいい緊張感を持って小屋入りできる、のではないか。と。
奈良チャボ……何者にでもなれるのが役者の魅力であり、強み。そして、今回も、色々なことをやらされています。ただ、金曜日昨日の稽古で、奈良チャボ、宮地大介、そして宮川が「それまでとは違って」大声になっていたのが面白くて仕方ない。本番近づいてアドレナリンが(笑)。まるで子供のように40過ぎの役者が元気に騒いでいる。それが昨日の最後の駄目出しってものどうかと思うけど、役者って可愛いのね。ぷぷ。
宮地大介……今回は、色々な役をお願いしております。着替えているか舞台で喋っているかのどちらか、といってもいいぐらい大変だ。なんとかなったらいいなぁ。芝居は心配していないんですけどね、芝居を理解しているお笑いの人なら、まるで楽勝の役。
山下真実子……ヒロインちゃんです。洋服のコーディネイトには「差し色」という概念がある。チョイと際立つ色味の何かを入れてトータルを個性的にする。その考え方でいえば、この人は芝居の差し色とも言うべき存在で。ヒロインだから魅力的でなければいけないし、稽古場で「この人を担ごう」と周りに思わせる人徳者でなければならない。演出家をやっていると5分話すと大体わかる。でも、それは解ったつもりになっていることが多いが、この人はそのままの人だった。わかりやすい筒抜けな性格だが無防備ではなく、気を遣い芯が強く弱みは外に出さない。
下山マリナ……陽気なお姉さん。しっかり者のように見えるからと、信頼しすぎちゃ逆に可哀相。まだまだ若いのだから、ちゃんと子供扱いしてあげたほうがいい時も多い。しっかし、彼女といい山下真実子といい、どうして女性の表現者はサバサバしてるんだろう。
大津ワイン……実は今回の押さえの意味合いが強い。長く僕の芝居に出ているだけあって、「早口に思わせずテンポよく」を具現化出来てきた。コイツの調子の良さがそのまま舞台を柔らかくすればもっといいんだけどなぁ。
福田加奈子……僕の携帯では彼女は「藤井リナ」と登録されている。公演が近づくと美人モデルからメールが届くので僕は嬉しい。今回こやつに挑戦させたのは侍女という大人しい役だ。演劇の楽しみ方は、想像しながら、役を具現化すること。侍女が出来上がればデフォルメされた宮地大介の鳴見財閥の御大も生命力を帯びるのであります。
林沙也歌……頑張ってていい感じ。体育会系なんで、稽古場がラクでいいかなぁ、と。色んなことをやって、いろんなことを叱られてるんだけど、頼みやすいのも叱られても前向きなことをみんなが知ってるからなのね。
TAKAE……山下真実子をヒロインにするにあたり、ヒロインのルイがちゃんと深窓の佳人になるようスタイルのいい高身長女性に侍女を頼みたかった。色んな役が見栄えよくなるので助かります。
セキュリティ木村……バカなひとたち。といえば、コイツやししほんじ、そして大津。バカっぽい、というだけで、劇団にいていいのだーっ。
他にも色々いるけど。今日はこんな具合っ。衣装の早替えだけはしっかり練習しておくようにっ! はいっ! (自戒)
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