ゼルダとイルミとラジオとプロフ

新人のクララが食べかけのFranというチョコレートをくれたのでそれを食べながら仕事中。
寒いね今日は。

いよいよ12月に入り、もう残すところ一ヶ月となると、「あー、今年は何をやったかなぁ」なんて思ったりするワケですが。

僕は、大抵、今年よりも「去年」を考えて、その一年とこの一年を比べて「今年は成長したか」を多少は考えるようにしています。

去年は、劇団員の大半が休団している中、「それでも公演はやらねば」なスケジュールなのでとりおこなった「ブラザー・リコのjipangu大逆転」が春の公演。しかもその準備段階で、毎朝のラジオのレギュラー番組「宮川賢のおはよう!スプーン」がスタートすることとなった。会社でDMMライブトークとかのお仕事を生放送や映像編集でヤリ倒していた冬で、モテナイ芸人の白眉オガと楽しい生放送もしていた冬からのつながりだったから、仰天して生活は一変したのを覚えてる。

そして劇団員の少ないブラザー・リコの公演。役者はとてもいい人たちばかりで本当に助けられたのも覚えてるし。色んな所にしわ寄せが来たのも覚えてる。声帯ポリープも出来ちゃったし。

で。秋がサンモールで「眠る夢、見る夜」公演。山下さんの男っぷりの好い雰囲気を少しでも魅力的に引き出したいと、あんな美女なのにフツーに頑張れたのは、やっぱり春にモデルの美優紀さんとご一緒したからなのだろうなぁ。なんとも美しい女性たちと仕事をすると人は贅沢にそしてたくましくなりますね。

僕のように芝居を書いて、ラジオで喋って、となると、「庶民感覚」は必須だと思うんだけど、そういう意味で言えば、モデルの美女とお仕事!なんていうと、それだけでアタフタして手震えて、なんてな具合の方が「らしい」んだけど、そうありたいと思っていたけど、芝居をより良いものにしようと努力していくと、そんな美女と一緒にいることが稽古つけて注文つけたりダメだししたりするのが「平気」になっていった自分がいて面白かった。でも、その後の公演を見に来てくれた彼女らに再会した時は、ちゃんとドキドキしてる自分になってるので、まーいっか、と(笑)。あんなに綺麗な人と目を合わせていいのか?って不思議に思う一年だったなぁ。2010年って奴は。

そして。早起きの生活サイクルを自分の活動パターンに定着させて。番組を落ち着かせて。色々他のことにも目を向けて仕事が出来るようになって迎えたのが2011年だった。

途端の震災。震えながら台本を書き。ガソリンが入れられないからウィークリーマンションを借りてそこで執筆。節電の日々。新作で「いるだけ。」を書く。大川麗奈さんを主役にして書きたかった本を書いた。妹尾さんを悪いオヤジで自分の中で完成させたかった。それらを実現させられたのはとても満足だったのだけれど、そのまま9月も新作をやることに。そして「入力1のパヴァーヌ」を書いて上演して。杉崎君の「放出したい表現欲」のエネルギーをそのままプラスに転じて舞台に載せなきゃ!という一点に集中してそこを頑張った充実した思い出。そして抜け殻の10月(汗)。早いなぁ。

企画してやる。

ということは手打ちの興行師にとって途絶えさせてはいけないことだけれど、今年新しく始めた事といえば、「ズンダブラザーズの宮城を思う夜」と「佐藤満春のトイレトークライブ」だけだ。今年の僕の挑戦はかなり少ないまま終わってしまった。でも、新しく始めた事は「石川よしひろさん」とのANNモバイルの収録であったり、色々あるから、ま、いっか。

悩みに悩んだ末に、決着つけて5月の「いるだけ。」を上演したので、まだこの年末になっても「明日の為に」と免罪符を求めつつ紅白歌合戦の出演者ラインナップの話しであったりを耳にすると、世の中の企画者は、本当に震災とどういう関係性でこの企画が成立しているのかに配慮しながらでないと遂行出来ない雲行きをまだ感じて少し哀しい。まーいーけどねー。

Radio2011.jpgさて。ラジオマニア2011-2012に原稿書きました。「誰もが知りたいラジオに関する19の疑問」という欄で10頁も。良かったらみてみて下さい。これはこれまでのよくある「僕の番組を取材」してそれを掲載、というのとは随分趣を異にしている。ラジオに関して自分が思う事をガッツリ書いています。こんなん書いていーのかどーか。まーいーや。書くのがいいのは、書くことで「自分の考えをまとめる」「自分の考えを確認する」ことが出来るからね。自分がどれだけラジオを好きだったか、という記録としては、こういうのがあった方がいいと思う。小島崇弘、バカボン鬼塚、小堀勝啓、そして「おはよう!スプーン」のWコロンと、ラジコで聞ける範囲が広がった中のラジオの職人を中心にインタビューがあり、これもまた触発される。気になる同業者の「仕事の手の内」ってそうそう訊けないからさ。

ゼルダの伝説が発売になってもう数日経つ。早くやりたい。なぁ。と思ったまま過ぎ去るのかなぁ。と思うと大人って嫌だなあ。イルミネーションをミニスカートでブーツの女史と歩きたいものだ、と簡易投稿サイトツイッターで呟いたら新人劇団員クララがいきましょーとメンションしてた。泣かせる奴だぜ。

いよいよ来週からキャストオーディションが始まります。そのプロフィールを見ている毎日。もう来年の公演は動き始めた。素敵な出会いがあったらいいな。

去年と比べての今年はどうだったか。芝居だけを見ると二本再演をしたのと二本新作を書いた違いがあるので、今年の自分は及第点を与えよう。来年はもっと頑張れよ、俺。早く秋の新作を書きたい気分。その前に、「とある所」の為に震災をテーマにした脚本を書く。それが今年の最後の仕事だ。うん。オッケーオッケー。今年は頑張ったってことでいーや。そうしないと来年に繋がらないものね。

さて。今日の一曲。

ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン「She Said」だっ★☆
このアルバムはホントに強烈だった。けだるいナンバーはこれだけだったもんなぁ。
そういや、今日、「入力1のパヴァーヌ」の客入れのCDの話になった。あれはテディベアズです。
かっこいーよ。
teddy.jpg
これね。では、皆さん、風邪なんかひかないようにきをつけようね! 12月15日(木)の「日本のトイレ事情と佐藤の諸事情5」でお会いしましょう。1500円で好評発売中!(v-mise.com)

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