友達が奥さんの愚痴に愚痴を言いたくなっている。
女性にとって、特に主婦にとって、大きな問題でも、実はそれは、夫にとっては些末なことだったりする。それは女性はとても納得いかないことだけれども、物差しが違うのだから仕方ない。
例えば。僕の現況の抱えていること、考えなければならないこと。
・志の輔らくごに出演する劇団員メンバーのスケジュール調整と人員調達
・それのサイズ統括してパルコ劇場に連絡。
・そのDVDを探して踊りの振り付けのおさらいをする段取りを整える。
・そのスケジュールが時間がないので納会の予定だった日に差し替える事にする。その連絡。
・23日(金)の23時からの宮川賢プリゼンツ「放送のプロが大失敗!」なる2時間生放送の為に、その日の打ち合わせを繰り上げる。
・来年の劇団の公演の出演者オーディションの選考と事務所さんに連絡を明日までに。
・1/9にパルテノン多摩で成人式のイベントに及ばれしてるのでそれの打ち合わせとそこで喋る内容を考える。
・今から書籍の打ち合わせで来客。中身とスケジュールについて詰める。
・1/26の板ちょこ★クラシックのイベントの為のチラシ作り
・それの下調べと勉強予習。
・1/27の「トイレトークイベント」でトイレアイドルに歌って貰う楽曲の作詞と福森への楽曲依頼。
・それに関してアイドルの歌のキーを調べる。
・年賀状つくる。プリントパックに発注する。その前にデザインをイラレで作成する。
・2月の演劇の教え子たちの為に「復興おっぱい」という新作を書いた。それの稽古。及び選曲。スタッフ打ち合わせ。
・5月公演の本番スケジュールでいろいろあってぇ。
・5月公演の台本作成を頑張る
・前売りや稽古のスケジュールを作る
・録音カンパケ番組の引き継ぎ。
・年末進行の納品スケジュール確認
・電子書籍の原稿を書く。
・正月の旅行の為のホテルの予約を急ぐ。
・メガバンクに行って、事業ローンの繰り上げ返済の手続きをしつつ震災が金利に及ぼす影響を軽く尋ねる。
・ネット番組の精算。ギャラの配分。
……などなど、色々な事がレギュラーの仕事以外にある。その中で優先順位は頭の中に出来上がる。
僕の友達が、奥さんから色々言われている愚痴のようなものも「聞いた」途端に、その中に入り、優先順位がふられる。
当然、かなりの下位に位置づけられる。だから、「え。今はそれどころじゃなくてさ」なんて言っちゃって「女の気持ちをまるでわかってない」なんて言われちゃう。知らないけど。
女性にとってはとても大切なことかもしれないけど、家族が生きていく上では、ぶっちゃけどうでもいい事であったりする。それが友達の言い分だろう。
だが、だから女は気楽でいい、だとか、わかってない、なんていう言い方はしてはいけない、と僕は思う。
女性を家庭に押しやっているのは自分だし、それを望んだのも自分、ということになると、その愚痴にも向き合わざるをえず、その愚痴に向き合うことも、自分が選んだ道。
奥さんに愚痴を言われる友達の愚痴もわかるけど、でもやっぱり、それも込みで選んだ道。
と思うんだけどね。
とまぁ。師走に忙しくしているからって、別にエライワケでもないし、暇だからのんきというワケでもない。
ただ、一年の節目が来る。ってだけのことなのよね。