さてとー

昨日は振り付けの黒田が来てくれたので(ていうか、晴れて独身に戻られたので多分黒田じゃないと思う)、女子の衣装がいくつか決まった。関係ないけど、黒田は脇の下が綺麗です。女優の脇の下で今まで観た中で一番綺麗だと思う。なんのこっちゃ。

さて。本日は稽古がお休み。だけれども、仕事は例によって色々あって。本日も早朝起床してラジオの生放送をやって、その後大塚に来て原稿書いたり、仕事系脚本を書いたりしていた。役者が誰だか判らずに書いてるので、こういうのは、スイカ割りに近い。まぁ、劇団と違って、人がキャスティングして、人がディレクションして、人が編集するので、自分が主体ではなく、それでいいのだとは判っているのだけれど。つまり、誰が演じても、どういうセンスの人が演出しても、どのぐらいの台本読解力がある人が編集しても、それなりの形になることを考えて書く、という。まぁ、ある意味「無責任な立場」で書くお仕事のワケです。仕方ないですよ。

だけんども、演劇は違うワケで。自分でイイと思った役者さんをお誘いして作る。その人たちが魅力的になるかどうかは自分が少なからず影響を及ぼすワケで、その辺りの責任感も強く感じています。裏を返せば、全部が自分に乗っかかってくる分、やりがいがある、という。そうやって言い聞かせれば、三十年近くでもやってこられるわけであります。

そろそろ、固めに入ります。この時点で半生な人は、半生なシーンはドンドン後ろに回って貰う事になる。肝は最後の一週間、音響さんが立ち会って稽古をする時の仕上げのリズム。これをカッチリ、衣装の早替えだとか、裏回りの移動だとかを全て考慮して完成させておかないと、この手の芝居は1日仕込みでは初日の幕が開かない。逆に、しっかりやっておけば、場当たりもサクサク進み、ゲネも初日も完璧に出来る。そういう進展を望む。

仕事の一段落で、次の仕事の現場へ向かう前に酸素カプセルに行こうとしたけど、チョイと時間が足らないので、それを諦めて、ブログなんぞを更新してみたりしている。

しかし、世の中には魅力的な役者が沢山いますね。男も女も。興味深いです。自分が劇団を作った頃に生まれたような方々なのに、芝居が大好きで、勘も良くて、熱もある。こういう出会いを見ていると、

役者ってモノは、生まれた時から「役者」なんじゃないだろうか?

なんて思ってしまう。実際そうだろうけど。

PhⅡ顆粒。

人工冬眠の薬の商品化の為の人体実験のバイトをする若い男二人の話。
未来方向へのみ進めるタイムマシンのようなもの。それがPhⅡ顆粒。

僕は、それを営業マンとして売り出そうとする企画営業部の糸井といういい加減な男です。メインの役はね。
数百年にわたる芝居を、なんとか2時間以内にまとめたい。これから、稽古をして、遠慮なくダメな所をカットしていこう。役者はカットを嫌がるかもしれないけど、舞台で恥かかせるワケにもいかないからね。

この時期って、通し稽古とかやっちゃって、そこそこ「なんとなく形になってきた」錯覚に陥って、役者がたるんで努力と身体管理を怠って、ぐずぐずになっていくケースってあるけど、そうなりませんようにっ。あ。自戒含む。

風邪ひくよりはブクブク太った方がマシ的思考に今回陥っています。むぐー。
あ。やべ。早く移動せんとっ! ではまたっ!

本日の一曲。ジェーソン・ムラーツで「I won’t Give Up」。
新譜に入ってる。キラキラしてる楽曲ばかりなので、悔しいから客入れではかけません。むぐ。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください