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本日、わけあって東京法務局の府中支局に行きました。バイクを買って二日目で行ったことのない場所へ出かけてチョイと疲れつつ。雑になってエンストしたりして。あー、判子を持って行かなかったばかりにまた行かなければならなそう。補正日ってのがあってね。うん。登記申請書類を行政書士とかに頼まずに自分でやってみたのであります。
この世の中の大半のことは自分でできる。
と思っているよ。あたしゃ。だってね。よく考えてごらんよ。


都会と地方との違いを考えてみよう。
地方の人は自分で、
畑を耕し、犬小屋を造り、稲作もやり、釣った魚を食べる。
都会の人は逆に専門的な仕事だけをしてお金をもらうスペシャリストが多い印象。
都会は何かあるとすぐに金で片づける。買う、とか頼む、とかね。地方の人は特に田舎の人は何でも自分でやる。
もともとすべてを自分でやっていたのでしょうしねぇ、人間なんてもなぁ。
ドレッシングも自分で作っていたし、ボロの手ぬぐいをぞうきんにしていた。靴下も補正して使っていたし。
なのに、今は「ぞうきんを買う」とかいう意味のわからないことになっているし。
特に劇団ってところは、メンバーが何でもできるというスーパーマン集団だったけれど、
最近は勝手が違う。趣味やサークルの一部のようになっていて、いろんなことが出来る劇団員という立場の役者が激減しているような気がする。
僕が22歳の時に若手が足りないから、と呼ばれてでた東京乾電池の公演では(この頃、まだ高田純次さんとか岩松さんとかもいました)、バラシでは柄本明さんも僕らと一緒に重いリノリウムを丸めていたしね。
28歳の時に客演で出た公演のバラシでは僕と同じく客演の高橋克実さんはガチ袋もってパネルばらしてたしね。
自分が立つ舞台を自分で作るのは当たり前のことだったのですが、最近はそうでもないようです。
僕としては、自分の立つ舞台を自分が関与しないのは、自分が蹴るフリーキックの球を自分がセットしないような、そのぐらい気色悪いことのように思え。
別に親に泣かれなくても芝居は出来るし、演劇やっているからといって、煙たい表情で疎んじられることもない。
びっくりするのが、最近は、若手劇団員とか若い役者とかの親御さんが僕に挨拶にいらっしゃる。まぁ、客演の役者さんはまだわかるんだけど、若手劇団員の親なんてものは僕を目の敵にして毛嫌いしていたもんです。
旗揚げしたばかりの頃は女子劇団員の親から「あんたのせいで!」とかよく言われてました。その方がしっくりきます。
ともあれ、何でも出来なきゃいけない!というイメージなので、登記申請も行ってみたのであります。しっかし、登記申請でどうして収入印紙なのだろう。まるでわからん。

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