podcast「ペンタと私告知(with石川よしひろ)」お前の母ちゃん、宮川賢?!

ペンタと私◀︎いよいよ今週末!


宮川賢ポッドキャスト「お前の母ちゃん、宮川賢?!」で「ペンタと私」告知を石川よしひろサンとしています。良かったら聞いて下さいませませ!稽古佳境!きてねーっ!


浜岡プロデュース▲石川よしひろそろそろソロACT「ペンタと私」
作演出=宮川賢
出演主題歌作曲歌唱=石川よしひろ
会場=大塚レ・サマースタジオ(豊島区北大塚3-25-16)tel.03-3916-2430
料金=4,000円(税込)
前売=ビタ店(http://v-mise.com)
期間=2018年3月30日(金)~4月1日(日)
開演=30日(金)19:30/31日(土)13:00/1日(日)13:00と19:30(計4ステージ)

(1+1)×2無事終了しました。

宮川賢です。(1+1)×2、無事終了しました。ありがとうございました。いい年齢になってくると、いつでも出来る、いつでも会える、という感覚が非常に甘い考えだと気づけるようになってきます。それは人や物事との別れを何度となく経験するからかもしれません。

いずれまた一緒に出来たらいいなと思う役者さんに改めて時期が来たからと連絡をしてお誘いすると既に誘える状態ではなくなっていたりする。
「もう東京にいないのです」
「就職したので休みがとれなくて厳しいです」
「病気になり実家で療養しているんです」
「結婚して芝居をやめました」
「彼のDVが激しくて、それどころじゃなくて」

舞台に立っているのは選ばれた人間であり光と影の「光」の部分。
奈良俊介さんが4月に青森での生活を始めるそうです。去年の「トラックと海」の打ち上げで聞きまして。ああ、稽古中に言わないでくれて助かったと思った記憶。レギュラーの仕事が東京にあるのに、出演する映像作品が既に決まっているのに。熟慮の決断は勿論正しく他者が物申す要素は皆無です。

ただのアトリエ公演の一つかもしれない(1+1)×2ですが、僕にとってはこれまた節目です。自分も奈良さんの選択した要因と似通った事象に直面しているからです。

芝居は食えないからよしなさい、と親に言われた事は役者なら誰でもあるでしょう。食えなかないですよね。仕事選ばずに何でもやれば。でも大抵の役者は「何でもやりたくない」ですから。「開幕ベルは華やかに」の有吉佐和子先生は「役者は自己顕示欲の塊ですから」と一蹴していたけど、そうでもなく。そうじゃない役者もいるから「芝居は食えない問題」が出てくるワケです。出たくない作品は出たくないし、やりたくない奴とはやりたくないでしょう。出来ればこういうのをやりたいというのがあるし、どうせならこういうのに出たい!というのもある。役者としての設計を持つから食えないワケです。ですが、それは、言ってみれば「芝居をやめた元役者」たちが皆気骨ある俳優だったことの証明でもあるし、実際そうだと思う。時代は移ろい、テレビに出ると安くなるから出ないと考える映画俳優ばかりの昭和の良き時代から、集客出来ないからテレビ出なきゃ、になり、更に「バラエティ番組でガンガン告知してくれる」は必須に近い条件にまでなってる。やりたくないことはやりたくないんだし、食えなかろうとそれでいいのだと思うけど、やっぱり親は心配するし家族は迷惑だよね。それの影響をどれだけ受けずにいられるかという才能が必要になってくる。

奈良さんは芝居をやりたいと思っているし、僕はこれからも誘う。どうしても出来なきゃ僕が青森に行って稽古して芝居を打とう。青森に両親がいるセキュリティ木村にもリサーチ指示出したし。宮川賢のまつぼっくり王国でも「青森で公演打てる所教えて下さい」ってフリートークやたら喋っちゃったし(近々放送/聞いてね)。公演期間中、大塚の空蝉橋の綺麗な桜を観て思っていた。花に嵐のたとえもあるささよならだけが人生だ。だが、さようならは中国語では再見って書くのだよね。

「ペンタと私」宮川&石川挨拶VTR

石川よしひろそろそろソロACT「ペンタと私」
いよいよ今週末「金曜日」から「日曜日」。
年度を跨ぐ公演「ペンタと私」はSSWの石川さんが未知の世界へ挑戦する第一歩。
齒50にして大きな冒険の旅に出ました。寝言が激しく、うなされる日々。
そんな強烈なプレッシャーと戦っている割にかなり脳天気な演技を展開する石川さんを、是非観にいらしてください。お待ちしております。


前売はビタ店(http://v-mise.com)にて。

浜岡プロデュース▲石川よしひろそろそろソロACT「ペンタと私」
作演出=宮川賢
出演主題歌作曲歌唱=石川よしひろ
会場=大塚レ・サマースタジオ(豊島区北大塚3-25-16)tel.03-3916-2430
料金=4,000円(税込)
前売=ビタ店(http://v-mise.com)
期間=2018年3月30日(金)~4月1日(日)
開演=30日(金)19:30/31日(土)13:00/1日(日)13:00と19:30(計4ステージ)

本日初日です!(1+1)×2いらしてね!

恋愛要素ゼロの硬質な男芝居が出来上がりました。まぁ硬質ってのは一部軟質な部分もあるから語弊ありますかね(汗)。是非見に来て下さいませませんっ!

(1+1)×2
出演=奈良俊介、地脇慎也、山梨谷梨、宮川賢
※前売チケットの当日予約も開演1時間前まで出来ます。ビタ店にて発売してます。
会場は大塚レ・サマースタジオ(豊島区北大塚3-25-16伊納ビルB1)

表情を見せたい役者との出会いは中劇場での公演では残念に思っていた事が多かった数年前までですが、このアトリエ公演により「大声が出せなくても」「大作りな顔立ちじゃなくても」魅力ある役者さんとの出会いを求める事が出来るようになり嬉しい限りです。

お待ちしておりますーん。

女優の言葉

20歳の大学生の頃、学生演劇をやっていた時期に知り合った新劇女優さんはまだ二十代半ばだったのに妙に大人っぽく見えて、日大芸術学部へ進学するのを親に猛反対されてなくなく日大経済学部へ入った僕からしてみれば、ちゃんと演劇を学んだ事がないまま演劇をやり始めたコンプレックスがある為、言う事がいちいち刺さって来たのを覚えてる。今思い返せば取捨選択すべきことも多かったのだろうけれど。

今でも覚えているのは、芝居の中において、女は女としてしか存在しない。男は人間として存在するけど。とな。へへー。そうかしら? と思って最初は疑ったが、確かに見れば見る程、世の中にある芝居にはそういう具合だった。というより、ちゃんと演劇を学んだ人がいっているんだからきっとそうなのだろうと盲信しちゃってたのかもしれない。

結局それは、この国が女性をどう位置づけているかを反映させていただけであり、芝居はその映し鏡のようなものなので、芝居の中の絶対的な話ではないよね。確かに生死と恋愛は無条件に成立させられるので物語を作る道具としてはとても便利です。人を好きになるのに理由はないから役者が「好き」って芝居を成立させられれば、物語はその恋愛は「成立しない」ということがない。その恋愛って便利なものを使うとなるとやはり異性という立場は有難く。これまでも何度もサイドストーリーなどで使ってきた。情緒が絡むシーンは舞台を賑やかにもするしね。

で。恋愛をまるで関係なしに作るとどうなるのかなぁと思った事は一度もないけど、今回は偶然そうなりました。今回というのは(1+1)×2の方です。男四人の出演者。稽古場もいろいろな点で楽な事が発見出来て興味深い。なんで、今までやってなかったのだろう?と改めて後悔するような新鮮な経験です。

自分が描きたいものの中で、まだまだやってみていない事ってのはあるんじゃないかなぁ。例えば、ほら。女性だけの出演者の芝居とか。やってみたいけど怖いよね。だって女の気持ち分かるの?って言われちゃうと判らないものね。想像で描いてるけどね。きっと少女漫画に出てくる男性キャラクターが記号化しているように感じる人がいるのと同じような事になっちゃうんじゃないかしらん。とか。思う事はあるけど。でもやってみたいよね。一度ぐらいは。

なんてことを色々考えた稽古場でした。今は、二度の通し稽古の間の休憩。奈良さんは当然の如く台詞をさらってる。何しろまじめな人です。こういう人を頼りになる人って言うのだろうな。僕は台詞は少ないのでこんな事を書けていたのであります。

いよいよ金曜日から日曜日まで。(1+1)×2。
いらしてね。ビタ店にて好評発売中!ざんす!
http://v-mise.com

山梨日記


山梨怖い! まるでお舅さんのように「ちょっとぉ、ちゃんと掃除したのぉ? ここに、ほらぁ、埃が残ってるじゃないのよぉおおおおおっ!」と怒鳴られました。掃除したのは、おめーだろ!ヤマちゃんっ!

ということで、(1+1)×2、今週金曜日からです。是非、見に来てねっ!どりゃああっ!

稽古順調。山ちゃん。猛烈。

山梨谷梨が、スタッフ気取りでスタッフごっこをしています。

なんだかなー。セリフ「おーい!そんな台詞回しじゃあ、音出せねぇじゃねーかよー!」のイメージでしょうか?

稽古順調。いよいよ、23日から。みなさんいらしてくださいませませ!

発見あるのよね

本日は午前に「ペンタと私」の稽古。石川さんと二人で。主題歌のメロディを聴いてこれまでのいろいろな事がぶっ飛ぶ体験をする。ここまで出演者から元気づけられることって演劇ではなかなか体験しがたい。創作者の力はどこまでも嫉妬しちゃうね。うーむ。と、まぁ、僕は色々感動していたのだけれど、石川さんは、歌うシーンでの「役で歌う」って作業や「歌った後だけど台詞」みたいなことへの戸惑いが激しく猛省してスタジオを後にした。発見が多いです。本当に。創作活動の発見って常に新鮮で常に怖い。不安だし愉しみ。

例えば、放送局って会社があってさ、テレビ局でもラジオ局でも、ディレクターって立場の人がいる。まぁ、もはやラジオ局はディレクターって社員が作らなくなって来てるけど(涙)、入社して最初に現場につく人はADからディレクターになってAPになって、と出世双六があるよね。で現場の担務以外に僕ら外部にはよくわかんない肩書き変更での出世ってのもあるでしょう。

そんな中、かつて一緒に番組を作っていたディレクターが管理職になったりするワケで、そうやって考えるとずっと同じ立場にいるってのはなんだかもんのすごく「留年」してる気分にもなるわけさ。幼虫のままずーっと年を取っている感覚ね。すべき成長をしていないずるしてる人生っていうか。でもそれは裏を返せば、フリーだからこそ、ずっと現場にいられる幸せって事でもある。実際に、ずっぼ現場でいたいからという理由でディレクターから非現場に転勤になる時に会社を辞めて制作会社を作る人も多い。出版社にもいる。

だけど、どこかで現場から非現場にまわり、現場を支える側にならなきゃいけないタイミングってあるような気がしてて。勿論、加齢で得られる表現力も多いからなんとも言えない事だけど、若い現場を支えるのは「現場経験の非現場管理者」でしか出来なかったりするワケさ。いや、わかんないけどね、あくまで想像で言ってるだけだけど。それをみんながみんな現場でいたいからなんて理由で現場に拘泥していたら、立ちゆかなくなるんだろうなぁとね。いや、なんとなく思っただけどです。(だからなんだ)

つまり、創作活動の発見って常に新鮮で常に怖い。不安だし愉しみ。ってのは、それを感じられているのは恵まれた環境なんだろうなぁと遠い目で思った次第。大学卒業する時に、芝居をずっと作って生きて行けたら幸せだろうなぁって思ってたしそれは難しいだろうなぁって思ってたけど、意外と何とかなるね。いや、なってないかもしんないけど。

今回は、「ペンタと私」も「(1+1)×2」もどちらも猛烈に大好きな作品で、よくここまで差がなく愛せるかって自分で不思議なくらい。それはまた、石川さんとの初コンビってのもあるし、奈良俊介さんのはまり役がシビれるキャラクターってのもある。来週金曜日~日曜日が「(1+1)×2」で、その翌週30~4/1が「ペンタと私」是非見に来て下さいませませんっ!

ちなみに、おいらが大好きなキャラクターは、どちらの作品でも「登場しない」キャラクター。ペンタと私の出演キャラクターでは、ペンタの彼女役のカコちゃんってのが、台本書いてる時から可愛くて可愛くて好きで好きで仕方なくて。先日のOKA(トークライブ)の時もステージ上でずっとカコちゃんの事ばっかり考えてた。実在しない人に恋をする。自分が作ったキャラクターに恋をするなんてことがあるんだなぁ。あー、気持ち悪っ。

なんだべ。例えば成人漫画書いてる漫画家さんが自分の描いた絵をおかずにマスターベーション出来たりするものだろうか? なんかそういう無意味なインブリードというかマッチポンプっていうか若干不思議かつ不気味なワールドに近い経験だったよ。劇団旗揚げ2回目の公演は「リビドー」って作品で、彫り師の物語(当時は裏街道カリカチュアというシリーズ)。ある男の背中に掘った天女に恋をした彫り師がその天女に会いたくてそのヤクザを追いかけ回すセックスファンタジー。まさか自分がそんな事になろうとは。

そしてそのカコちゃんを演じてくれたのが(声の出演)岡田ちほで。彼女は「ブラザー・リコのジパング大逆転」再演に出演したりしてくれた当時18歳の女子。もはや二十代の大人の女子になっていた(あんま変わってなかったけど)。岡田がキャスティング出来た時は「貰った!」と思ったけど、大好きなキャラクターだから、岡田と久しぶりに会った時もなんだかドキドキしていた(なんだかなぁ)。TBSラジオでつい数ヶ月前に「二択deデート」出演して貰ったばかりなのに。

そして(1+1)×2の登場人物で好きなのは、ほんの少しのエピソードしか出てこない角谷京子さんってキャラクター。んもー、なんなんだ、この人は。可哀想だし、くだらないし、でもきっとそういう人いるだろうしってんで、そんなキャラクター設定にしちゃって角谷さんゴメンなさい(って実在しないけど)。

さて。ともあれ、もっともっと作り込んで拘り倒してやるっ。と鼻息荒い午後でした。あ。ホワイトデーだ。あいつになんかやらなきゃ(言うだけ)。

稽古場での山梨谷梨


本日は「ペンタと私」の稽古をしてから「(1+1)×2」の稽古です。休憩中に台本をさらう劇団員の山梨谷梨は、なにやらうまい棒に囲まれていないと台詞が入らないのか、なぜか胸ポケットにうまい棒を入れて、手では複数のうまい棒を掴み、眼鏡にもうまい棒をのせていた。これで台詞が覚えられるならば、やはり「よしなさいっ!」とやめさせるのは我慢しておこう。山梨。不思議な生き物だ。

劇団ビタミン大使「ABC」アトリエ公演
(1+1)×2
作演出=宮川賢
出演=奈良俊介、地脇慎也、山梨谷梨、宮川賢(ほぼ声)

とある研究を秘密裏に進めていた秋戸ケイレブ(奈良俊介)の元にマシュー(宮川賢)からレターが届いた。廃工場に指定の時間に来いと。行くととある青年の家庭教師をして欲しいと頼まれる。内容と知られている事柄の内容を考えると断ることが出来ない。秋戸ケイレブと同じくかつて共に研究をしていたクオン・ハジュン(地脇慎也)も家庭教師を依頼された。しかし、二人は会話をしてはならず、進捗をわかり合えることが叶わなかった。なぜ会話をしてはならないのか。マシューの真の狙いは何か? 廃工場の地下室で繰り広げられる密室劇。


再演の予定はありません。ぜひご来場下さいませませーんっ!
ビタ店にて好評前売り中!(http://v-mise.com)

出演者コメント映像公開でごわす。

映像アップしました

稽古順調。さすが奈良俊介さん。奈良チャボから改名しただけの事はある!(失礼ねっ)

そうです。二日目の稽古が終わった時に映像を録画しましたが、公開忘れてました。あ、OKA(大塚カル~クAfternoon)では編集して紹介しましたが。
台詞の量が多い芝居は、なんとも頼もしい奈良さんです。この人がいれば、宮川は出演しなくていーや!てなことまで言ってました。なんだかなぁ(汗)。

これは、山梨谷梨のコメント。この男は、小道具製作を担当しております。そして今回の芝居の中で男性自身を出す役がある。でも出しちゃうと逮捕されちゃうので、小道具的なもので作る事にした。公然わいせつで逮捕とか困るからね。いや、お客様が言わなければ逮捕されないかもしれないけど、そういう問題じゃないですしね。で、その男性自身を作製させられた山梨劇団員のコメントです。これまたなんだかなぁ。(汗)

これは関係ないです。映画「ガッジョ・ディーロ」の予告編。ん? どこかで聞いた事があるような。そうです。「ガッジョ」は、ヒポクリティカル・アイランドのサブタイトル「~根人とガッジョと豚の狩人~」のガッジョです。ガッジョ・ディーロ(=よそ者)。ロマの映画です。トニー・ガトリフの映画は、大好きで大好きで仕方ない。あと「トランシルヴァニア」もね。ロマという立場の人たちは消えるべきして消えていくなかにいるのか?いえいえ。もっとクローズアップされていい。迫害され続けてきたのは、ロマなんだ。(まるで今月の公演とは無関係)
「ヒポクリティカル・アイランド」の公演が終わったら手放しちゃったなぁ、DVD。取っておけばよかったぁ~!と思うトニー・ガトリフ作品群。ぐっすん。

石川よしひろそろそろソロACT

これも絶賛稽古中。石川さんはシンガーソングライターですが、ちゃんと演劇への造詣も深く、舞台俳優としても活躍中。劇伴も作ったりと演劇人は知人も多い。そんな中、突然、挑戦する一人芝居。是非ご覧あれ。声の出演では、宮川賢、奈良俊介、岡田ちほ、池田葵、ら、劇団の公演では何度も出演してくれている客演の役者さんたちも含めて出演してます。ご期待下さい!