看板設置済。

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音響設備が整い、照明設備が整い、看板を設置し、電話回線を引く。それら少しずつ進んでいくのが、ここまで感慨深いのは、全てを自分だけでやっているからだということに気づきました。


安い所を探し、腕の立つ職人に依頼する。その道のプロにアドバイスを貰って自分で動いてものを揃える。今回は、劇場下見、折衝、契約、ポスター、チラシなどのDM作業に至る前の印刷物の手配からデザイン打合せ、紙の指定から全てを一人で行った。
うちの劇団には制作プロデューサーがいないので、予算とスケジュールを切るのも全部座長の仕事となる。再演の芝居だからまだいいものの、新作だとここまで届かない。そう思うと、秋が怖い(笑)。実際、今も、ポッドキャスト更新出来ずにおったり、と届いていない事も数多い。
旗揚げした時は、チラシの写植も自分で入力して印画紙出力してなんてことを東京リスマチックセンターで作業していたものだ。その時の劇団員の事を「稽古だけして舞台に立てて、羨ましいなぁ」と思っていたものです。それに比べれば、今は、デザインはデザイナーさんにお願いし、写植も打たなくていい(笑)。それに比べれば、まっいっか。


今日の稽古は、奈良チャボさんの鶴見が決定的に面白かった。一人でずんずんと芝居を引き上げていく。伸びしろが青天井なので面白い。鶴見という役は、かっこつけてる男だが、小さな世界でのお山の大将だ。なのに、コミカルな佇まいまで演出家から求められている。しかも、今回は、前回のように舞台に台詞を「書かれている通りに」並べれば成立する、というような簡単な芝居ではない。言葉の裏や間に意味があり、気を遣い合ったり、気を遣われている事に気づかない鈍感さの表現であったり、キャラの構築を丁寧にする事が極めて重要な物語だ。行間を読め、という演出は今までしたことがないし、これからもする気持ちはない。しかし、今回は、行間に沢山の駆け引きがある。それを間や目線、何に対しての反応であるかを明示することで表現しなければならない。なので、一日稽古して目処が立つのはたったの2ページだった。それが今日の稽古だった。だが、2ページでもラインを超えたので良しとしよう。こうして少しずつ組み上げていくべきものなんだね、演劇って奴は。


今日の稽古はイナゲマンの田中も小返しが出来た。キャラクターを作って、衣装のイメージも詰め切れた。この人の鼻の奥での共鳴の仕方の個性がわりと好きな声のタイプ。セミの羽音のような共鳴の仕方なんだな。一歩間違うと鼻炎なんだけど、そうじゃない。つっても、んなのは、声フェチな俺ぐらいしか解らないだろうなぁ。俺の声フェチは、野太い声ってだけで香里奈サンをニューハーフにしか見えなくなってしまった程のレベルですからして。


図は、「大塚レ・サマースタジオ(豊島区北大塚3-25-16伊納ビルB1)」のロゴです。大塚で見かけたら、「あっ、ここだ」と思って下さい(笑)。
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「看板設置済。」への1件のフィードバック

  1. えっ!一人でなさってる。
    演劇・舞台への深い情熱をさらに感じます。
    次回の芝居は行間にかけひきがある・・・尚更興味深く楽しみです。

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