本日は、昼から板橋区の広い稽古場で稽古でした。午後2時からと午後6時から、の二度にわたる通し稽古を敢行。ちょうど、千秋楽である来週日曜日と同じステージ割であります。2度目は集中力が足りずにややこしい事になることもしばしば。結構難儀な思いをした自分でした。いかんなぁ。

町理恵さんの奥さん役が最近、ドンドンかわいらしくなってきている。器用なタイプではないのに、いつも陽気で豪快で底抜けに明るい。そんな普段の彼女のキャッチィなひとなつっこさが、そのまま舞台に出ているように思えて嬉しい。パンフレットにもコメント書いたけど、この人は、会った瞬間から芝居が大好き!と毛穴からダラダラ垂れ流している人で、面白い。厳しく、優しく、明るく、楽しく、芝居に接するプロフェッショナルな女優。なのに、あえてヘラヘラして人に見下ろさせようと丁寧な気遣い。いいですね。

そして、もうひとりのヒロイン小出由華もグイグイと役を自分に重ね始めた。「ゆうな」という役と距離を置きながら掘り下げていた先日までと違って、どんどん自分と重ねてより登場人物を魅力的に仕上げてきたのが嬉しい。

そして、まぁ、芝居が好き。といえば、この人。奈良チャボ。この人の役をドンドン自分に近づける手法は稽古で舌を巻く。そういうアプローチもあるのかぁ。と。大抵、役に自分を近づけるんだけど、この人は役を自分に近づける。なのに、成立。

テクニシャンなダスティンホフマンではなく、明らかにトム・ハンクス系。これ、演技アプローチの時代遷移なんだけどね。そういう意味でいえば、時代的。

そして、前回主役の座をいとめた野村ノルナが病欠になりそうなのが残念な限り。体調は如何に役者にとって大切なものであるかを強く全員が感じる降板になりそうだ。

オヤジ五人衆。宮地大介、つんつん、高田裕司、奈良チャボ、宮川賢。この5人が、もうちょっと抜ける仕上がりを見せたい時期に入った。今回は若手(しかも可愛い女性ばかり)を丁寧に稽古つけてきたので、オヤジは後回しだ。自分でなんとかやってね風に進めてきた為に、そろそろ最後の魔法の粉をかけて仕上げに入ろう。勿論、反復がもたらす熟成も知り尽くしている大人俳優なので、無茶はしないだろうけれど。

皆さんは、知ってますか?

時を止める能力がある人には「いくつかの種類」があって、その「能力」に特徴があるんです。今回の芝居でそれが明らかになります。皆さんが時間を止める能力、と思っているのは、今回の芝居「インスンデル」の中に出てくる能力者の「並」の能力です。

今日。スタッフと軽く打合せ。舞台監督の山田さん、照明の清水さん、そして、音響の水越さんと。で、場当たりをどう進めるかを相談したものの、

「空前絶後のきっかけの多さ」なので、止めながらの場当たりをやっていたら、何時間あっても足りないので、流れで進めてしまった方がいい。という結論に達した。

人の出入りが多い。細かい役が多い。24人のキャストによる「全員野球」がコンセプトであることは、稽古序盤に皆に告げた。それを特に客演である初手合わせの役者が理解を深め、強く協調性を帯びて稽古場にいてくれることが何より頼もしい。舞台役者ってのは、初めて会っても「幼なじみに再会したような懐かしさ」がある。前から知り合いだったような。それが不思議だ。

そんなんだから、女優が彼氏に焼き餅焼かれるんだよね。自分(彼氏)よりも分かり合っている感じがイラッとするらしい。しょーがねーじゃん。その環境も含めて包括してやってチョ。

写真はハロン湾(ベトナムに行きました9月の連休に)。

halon.jpg

さて。そうこうしているうちに一週間を切った。来週は仕込みで初日で中日で千秋楽だ(汗)。緊張しないように緊張しよう。張り切らない事に張り切ろう。劇場入りして、演技がリサイズされる中、あたふたしないで稽古場通りでいてくれることを願う。頼むぜ、皆の衆。ていうか、これを観ている皆様、是非来て下さい。芝居は観た方がいいと思うよ。なぜなら、二度と観られないからね。特に劇団の公演は続けてみる事が面白い。僕もブックマークしている劇団がいくつかあるが、面白いよね。色々な事が判って。

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