1998年5月 青山円形劇場にて上演
構成演出■宮川賢
出演■宮川賢、東地宏樹、金田智行、ビーグル大塚、他
完全円形舞台
完全円形舞台での公演。全方向から見られる緊張感は、喜劇を作りやすいのか? それが宮川の課題でした。
そこで、選んだ題材が、社内犯罪。
ストーリー
人事部監査室の二人は、会社の中の横領などを警察沙汰になる前に未然に防ぐ社内のお巡りさんのような存在。
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ある日、監査室の机の上に、三千万円の札束が置かれていた。
これは、誰かの横領を隠しておいて欲しいという口止め料か?
謎の金を机の下の隠したまま、監査室は、調査を始めた。
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が、謎の暗号を見つけた所で、それがファミコンのパスワードだったり、会社から怪しい電話をしていた社員の電話の相手は、
ただの伝言ダイヤルだったり。
結局、解決の糸口が見えぬまま、ある男の話でオフィスは殺気立つことになる。
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それは、「実は、先週発表になった宝くじ、一億五千万円、当選したんです」というものだった……。